本来は1~2週間前にブログにかくべきでしたが躊躇があったので
この図が出るまで決心が付きませんでした。福島市方向で50km以内の
地域について避難の目安について記載してみます。あくまでも個人的な見解です。

転移性肺癌の1寛解例に関する研究、のブログ-DOE


3月30日~4月3日にかけ米国が飛行機なども使い計測した線量率です。
100レム=1シーベルトなので図の値を100で割るとmSv/hになります。
濃い黄色の値は2~12ミリレムなので0.02~0.12mSv/hという事です。
重要なことは距離ではなくベント(炉心排気)したときの風向きです。

まだヨウ素131が主な時期のデータなので来週には半分くらいになりますが
その後はセシウムが居残るのであまり下がりません。

・仮に0.01mSv/h(1時間あたり10マイクロシーベルト)の外部被曝が続くと
・半年で0.01mSv/h×24時間×180日=43mSvとなります。
・長期の癌リスクは0.043Sv×5%=0.22%、10万人あたり220人となります。

これは40歳以下、特に小児や妊婦には許容できないと考えます。

もしも私が福島市から原発の間で暮らしており仕事上やむを得ないなら
自分だけ地域に残り、奥さんと子供は最低50km以遠に避難させます。


原発から福島市方向以外の20km~50km以内の方は「まだ」避難は必要ないかも
しれません。しかし次に「ベント(炉心排気)」が実施された時の風向きに
よっては50km以内のどこかの地域が同様の状態になる可能性がありますので
作業の進展に注意が必要と思います。

そもそも原発に関わりなく人はかなりの確率で癌になります。ですが、
その時に他の要因だったのか?この上乗せ分の220人だったのか?
判別する事はできません。

「もしも半年間移住すること」でこのリスクを低減できるなら私ならします。
もしも今5μSv/h(10万人に約100人)以上?の地域の方は子供の移住を検討すべきと思います。
本来なら1~2週間早くこのアナウンスは出せました。今は後悔しております。