先ず明確にするのは、私は福島で最悪のシナリオが起こったとしても(3月14日現在)
・避難範囲は20kmで十分と信じています。
(この記事の後3月15日に格納容器の破損が起こり避難範囲
については幼児と妊婦について拡大を推奨しました。
http://ameblo.jp/study2007/entry-10831764124.html
また測定が進みましたので4月10日に半径50km以内の
避難の目安を更新しました
http://ameblo.jp/study2007/entry-10857609472.html)
・勿論「黒い雨」も降りません。
もしも「灰色の雨」が降っても東京では気にする程ではないと思います。
・今避難している人も殆ど健康被害は無いと思います。
勿論、遺伝的な影響も無いと信じます。
ただし前向きのコホート研究は行うべきと思います。
「最良のシナリオ」
・このまま1週間から1ヶ月程度冷却の保持に成功する。
・2年後ぐらいに副反応による「余熱」が更に一ケタ程度低くなったら永久処理(埋設)。
処理には莫大な被曝と費用を要します。炉工学の関係者で適切な処理方法
手順について検討し、必要な器具の製作。各種試験を直ちに開始すべきです。
運転停止後の発熱量の時間変化
「最悪のシナリオ」
・炉心溶融が起こり燃料が圧力容器もしくは格納容器内に散乱。
水蒸気爆発が起こり燃料の一部が外界に露出する。
・ただしその範囲は「核」ではなく通常の爆発事故と同等の拡がり。半径数百m程度?
・爆発範囲を丹念に調べ「放射化物」の処理を行う。海洋へ拡散した分は諦める。
この場合、処理にかかる被曝量と費用は恐らく「最良のシナリオ」の数百倍?
ただし、作業員に健康被害を与えない様にやることは可能かもしれません。
専門家はこちらのシナリオに対する「準備」も全力かつ早急に行うべきです。
この問題は「原発の最終処分」という問題に直結しています。
いまこそ物理、工学系の叡智を集める時と考えます。
福島がチェルノブイリと違う点
チェルノブイリは核分裂反応が暴走し「核爆発」がおきました。その結果、
半径200kmで甚大な被害が生じました。しかし福島はこうはならないと考えます。
1.最も違う点は「主な核反応」が止まっている点です。
量によりますが核爆発と通常?の水蒸気爆発とでは規模も破壊力もケタ違いです。
運転停止から既に3日経過しており、熱出力は0.1%近くに落ちています。
再臨界の可能性は極めて低いと期待します。
時速300kmのF1のクラッシュと渋滞中の追突事故ぐらいの違いと考えます。
(勿論、炉心の水蒸気爆発の実験データは無いと思いますが、、)
2.次に違うのは格納容器がある点です。
バルブや溶接部など弱い部分の破断や燃料の露出は恐らく覚悟せねばなりません。
しかし水蒸気爆発であるならば放射化物の大部分は敷地内に留まると期待します。
この場合はスリーマイル事故(燃料棒は溶けたが圧力容器内で留まる)よりも悪いケース
になるかも知れません。ですが20kmの距離(1km地点の400分の1に薄まる)と
その間にある構造物や地形による遮蔽を考えれば有意な直接被曝は避けられると考えます。
また飛散物も大部分は海側に拡散すると思われます。近隣においては当面外出制限に
なりますが、例えば200km離れた東京での影響は極めて低いと考えます。
しかしながら福島第一原発は定期検査をサボるなどの不正を行ってきた歴史があります。
格納容器の信頼性は比較的低いと言わざるを得ません。どの程度の結果になろうとも
半径10km以内の地域は今後立ち入り制限の対象地域になることは覚悟せねば
ならないと危惧しています。
ーーーー福島第一原子力発電所1号機(東京電力)格納容器漏えい率検査の不正ーーーー
東京電力福島第一原子力発電所1号機の第15回定期検査(平成3年)および第16
回定期検査(平成4年)で実施された原子炉格納容器漏えい率検査において、「圧縮空
気の注入などにより正確な漏えい率を確認しなかった」とされた。
原子力安全・保安院では、安全上極めて重要な機器である原子炉格納容器の検査に
おける不正な操作は、極めて重大であり、時効ではあったものの法律違反に該当する
として、福島第一原子力発電所1号機について1年間の運転停止処分を行った。その
後、安全上の問題はなかったことが確認されている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回現場で作業した東電、協力会社、自衛隊、関係者の被曝量は
チェルノブイリや大昔の核実験を除けば「最悪レベル」になると思われます。
巨大地震がきっかけになったとは言えここまでの事態になったことは全員で
反省すべき大問題であると確信します。
・避難範囲は20kmで十分と信じています。
(この記事の後3月15日に格納容器の破損が起こり避難範囲
については幼児と妊婦について拡大を推奨しました。
http://ameblo.jp/study2007/entry-10831764124.html
また測定が進みましたので4月10日に半径50km以内の
避難の目安を更新しました
http://ameblo.jp/study2007/entry-10857609472.html)
・勿論「黒い雨」も降りません。
もしも「灰色の雨」が降っても東京では気にする程ではないと思います。
・今避難している人も殆ど健康被害は無いと思います。
勿論、遺伝的な影響も無いと信じます。
ただし前向きのコホート研究は行うべきと思います。
「最良のシナリオ」
・このまま1週間から1ヶ月程度冷却の保持に成功する。
・2年後ぐらいに副反応による「余熱」が更に一ケタ程度低くなったら永久処理(埋設)。
処理には莫大な被曝と費用を要します。炉工学の関係者で適切な処理方法
手順について検討し、必要な器具の製作。各種試験を直ちに開始すべきです。
運転停止後の発熱量の時間変化
「最悪のシナリオ」
・炉心溶融が起こり燃料が圧力容器もしくは格納容器内に散乱。
水蒸気爆発が起こり燃料の一部が外界に露出する。
・ただしその範囲は「核」ではなく通常の爆発事故と同等の拡がり。半径数百m程度?
・爆発範囲を丹念に調べ「放射化物」の処理を行う。海洋へ拡散した分は諦める。
この場合、処理にかかる被曝量と費用は恐らく「最良のシナリオ」の数百倍?
ただし、作業員に健康被害を与えない様にやることは可能かもしれません。
専門家はこちらのシナリオに対する「準備」も全力かつ早急に行うべきです。
この問題は「原発の最終処分」という問題に直結しています。
いまこそ物理、工学系の叡智を集める時と考えます。
福島がチェルノブイリと違う点
チェルノブイリは核分裂反応が暴走し「核爆発」がおきました。その結果、
半径200kmで甚大な被害が生じました。しかし福島はこうはならないと考えます。
1.最も違う点は「主な核反応」が止まっている点です。
量によりますが核爆発と通常?の水蒸気爆発とでは規模も破壊力もケタ違いです。
運転停止から既に3日経過しており、熱出力は0.1%近くに落ちています。
再臨界の可能性は極めて低いと期待します。
時速300kmのF1のクラッシュと渋滞中の追突事故ぐらいの違いと考えます。
(勿論、炉心の水蒸気爆発の実験データは無いと思いますが、、)
2.次に違うのは格納容器がある点です。
バルブや溶接部など弱い部分の破断や燃料の露出は恐らく覚悟せねばなりません。
しかし水蒸気爆発であるならば放射化物の大部分は敷地内に留まると期待します。
この場合はスリーマイル事故(燃料棒は溶けたが圧力容器内で留まる)よりも悪いケース
になるかも知れません。ですが20kmの距離(1km地点の400分の1に薄まる)と
その間にある構造物や地形による遮蔽を考えれば有意な直接被曝は避けられると考えます。
また飛散物も大部分は海側に拡散すると思われます。近隣においては当面外出制限に
なりますが、例えば200km離れた東京での影響は極めて低いと考えます。
しかしながら福島第一原発は定期検査をサボるなどの不正を行ってきた歴史があります。
格納容器の信頼性は比較的低いと言わざるを得ません。どの程度の結果になろうとも
半径10km以内の地域は今後立ち入り制限の対象地域になることは覚悟せねば
ならないと危惧しています。
ーーーー福島第一原子力発電所1号機(東京電力)格納容器漏えい率検査の不正ーーーー
東京電力福島第一原子力発電所1号機の第15回定期検査(平成3年)および第16
回定期検査(平成4年)で実施された原子炉格納容器漏えい率検査において、「圧縮空
気の注入などにより正確な漏えい率を確認しなかった」とされた。
原子力安全・保安院では、安全上極めて重要な機器である原子炉格納容器の検査に
おける不正な操作は、極めて重大であり、時効ではあったものの法律違反に該当する
として、福島第一原子力発電所1号機について1年間の運転停止処分を行った。その
後、安全上の問題はなかったことが確認されている。
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今回現場で作業した東電、協力会社、自衛隊、関係者の被曝量は
チェルノブイリや大昔の核実験を除けば「最悪レベル」になると思われます。
巨大地震がきっかけになったとは言えここまでの事態になったことは全員で
反省すべき大問題であると確信します。