14時現在、テレビ朝日の放送によると、福島第一原発では冷却水の低下が
進んでいる様です。一次冷却系の健全性が担保できていないだけでなく

「炉心溶融(メルトダウンの恐れがあるかどうかは制御棒が健全か?
によるので明確には判りませんが)」が起こった可能性がある
と報道がありました。


日本の事故史として既に最悪な事は間違いありません。
とりえず「10km以内の人は退避」して下さい。

ただし、まだメルトダウンが起きたとしても被害の程度がどのくらいに
なるかは情報が少なくて分かりません。10km以上離れている人は
落ち着いて推移を見守るべきと思います。



建屋内で納まるか?10km圏内を越えるか?
政府はただちに見込みを発表すべきと考えます。

またある程度の環境被爆は覚悟して圧力炉の保護
冷却を優先すべきと考えます。


ちなみに放射線被爆の危険度をまとめておきます。


人体に対する放射線の影響(単位はミリシーベルト(mSv))
実効線量 内訳

0.05     原子力発電所の事業所境界での一年間の線量。

0.1~0.3 胸部X線撮影。

1     一般公衆が一年間にさらされてよい放射線の限度。
        放射線業務につく人(放射線業務従事者)(妊娠中の女子に限る)が
        妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい放射線の限度。
      ←現在の福島第一原発の敷地境界での値~1mSv/時間
         1時間で年間許容量を超えます!!

2.4     一年間に自然環境から人が受ける放射線の世界平均。

4     胃のX線撮影。

5     放射線業務従事者が法定の三カ月間にさらされてよい放射線の限度。

7~20     X線CTによる撮像。

50     放射線業務従事者が一年間にさらされてよい放射線の限度。

100     放射線業務従事者が法定の五年間にさらされてよい放射線の限度。
        放射線業務従事者が一回の緊急作業でさらされてよい放射線の限度。

250     白血球の減少。(一度にまとめて受けた場合、以下同じ)

500     リンパ球の減少。

1,000     急性放射線障害。悪心(吐き気)、嘔吐など。水晶体混濁。

2,000     出血、脱毛など。5%の人が死亡する。

3,000~5,000 50%の人が死亡する。

7,000~10,000 99%の人が死亡する。