年頭にあたり、ブログに書くべきことなどツイッター風に思いつくままに並べてみます。


・FDAが乳がんでアバスチンの承認取り消しを推奨「全生存期間を延長しない」。

 使ってる間はキレが良いですがやめるとぐっと悪くなるという噂ですね。
 ただ肺癌なんかでは「ここで効かないとヤバい」という場面があります。
 乳がん患者にはそんな場面は無いんですかね??私は必要だと思いますが、、。

 →そもそも「全生存期間」での評価はいい加減にやめませんかね?
  死ぬまで1~2つの治療しかしない癌患者なんて現代では有り得ないでしょ?
  各治療法の腫瘍縮小率、局所制御率、制御期間などのエンドポイントで判断しては?
  


・「UFTの有効性を主張する報告書」時々でますが、評価されているというのには驚きました。
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/cr/201012/517574.html

 →UFTスキャンダルはやはり明確に批判する必要がありそうです。
  多少好意的に言っても「人体実験」レベルの不正を
  「歴史的偉業」とすり替えられては容認できません。


・国内治験環境は投資に値するだけの人材もインフラもない、と言われています。

 →どこからどのように手をつけ、幾らあれば効果的なのか、患者側の役割は何か?

 
・「新薬開発」や「治験」における国の寄与は現状ケタ違いに低いのでは?
  BNCTや重粒子などの先進的放射線装置の開発も「対癌戦略の1つ」として組み込むべき。
 
 →おそらくは「まあまあの分子標的剤1つ」の開発費かその何分の一の費用で、
  近似的に完治できる装置が開発できるのでは?


・免疫療法

 →幾つかの施設でそろそろ結果が出始めると思うのですが、、。


・ドラッグラグとイレッサ訴訟とUFT保護とHIVと開業医問題は共通の土壌・原因によって
 引き起こされていると考えています。

 →まともな医療を実現する為には避けて通れないでしょうから整理する必要があります。


・龍馬伝、最高レベルに面白かったです。全話見ました。
 江姫、主演上野樹里で脚本田淵久美子って、、、、できれば2~3話で打ち切り、
 「龍馬伝」か「坂の上の雲」の再放送をして欲しいぐらいです(笑)


・民主党、私の予想よりは遥かに良いと思っています。最低でも2期8年は続いて欲しいと
 願っています。中医協に嘉山孝正氏が入ったのは良いですが、小沢氏のせいでまだ医師会枠
 が残りました。早く小沢氏を排除し、自民時代の委員が全員交代するまで続けて欲しいです。


・ただ足立信也厚労政務官は未承認薬と適応外薬の区別もついていないらしく、
 明らかに力不足?交代するか勉強するかして欲しいです。


、、、といった感じのブログになると思いますが、今年もよろしく御願い致します。
study2007