イレッサの様に画期的に効く感じではないが、何かの抗癌剤か分子標的剤に併用する
形で効果が期待される化合物としてIGF-1R抗体もしくはその低分子がある様です。

以前本ブログでも
「癌化学療法における分子標的剤と臨床試験(1.骨・軟部肉腫)」
の中で少し言及しました、、。

IGF-1R(もしくは胎児など初期には2R)とはインスリンに配列が似たポリペプチド
(タンパク質ほど多数ではないがアミノ酸が鎖状につらなった高分子)の1つで
細胞成長と発達を調整する、、、。とのこと。

で、その働きを抑制する?化合物が抗癌剤として開発されていて、
2007~2009年頃まで臨床試験が進められているとのこと。

IGF-1R抗体として
・IMC-A12
・figitumumab
・MK0646
・AMG-479
・R1507
・Sch717454
・AVE1642

などがあり、figitumumab(ファイザー)については3つのフェーズ3試験が
進行中とのこと。
・カルボプラチン+パクリタキセルへの上乗せ効果があるか?
・シスプラチン+ジェムザールへの上乗せ効果があるか?
・タルセバへの上乗せ効果があるか?

というもので非小細胞肺癌に対しても効果がありそうとの「噂」は聞きます。
結果の中身はおろか製品化、保険適用の時期についても私には見当がつきません。
結局良く判らないのですが、メモ代わりに記載しておきます。

2010年現在、治験募集はあらかた済んでしまった様で、、、

「プラチナを含む前の化学療法に不応であった病期IIIA,IIIB,またはIV非小細胞肺癌患者を対象とした、抗-IGF-1R組み換え型モノクローナル抗体IMC-A12併用と非併用の塩酸エルロチニブに関する第II相ランダム化比較試験」(コロラド大&ニューヨークのロズウェル癌センター?)

がヒットしますが、もう終わった感があります。
まあ、製品化や承認を待つといった段階でしょうか。


尚、同様にIGF-1Rを阻害することを狙った「低分子(鎖が短い)」化合物として
・BMS-754807
・BVP-51004
・OSI-906
・XL-228
などが有るようですが、2009年にフェーズIに入るかどうかという報道で、
現状ではまだ噂以前の段階の様です。