2007年3月13日:事実上のステージIV診断。
     4月 9日:抗癌剤治療開始。
ふと気づいたら今年4月に3年を経過していた。

あまりに転移が多いので詳細は省くが、現状は
・原発  :制御中(10cm以上→1mm以下?)
・肺内転移:右肺下葉1.5cm×1カ所。他は制御中
・骨転移 :制御中
・肝転移 :なし
・脳転移 :なし
・その他 :なし

肺内転移は3~5cm大の患部が3つ、5mm大が数個、1mm大が数十個。
骨転移は1cm以上の患部が7個以上確認されてきた。抗癌剤や放射線で、
あるいは、いくつかは「勝手に消えたり?」しつつ制御してきた。

比重を1とすると3年前の治療開始時に合計1kg近くあった癌は現在2g程度。
と、言うとゴール間近の様に聞こえるが実際には白金系の抗癌剤を使い切り、
確実に追い詰められつつある。本当に厳しいのはここからであろう。
ただし3年経過の現段階で脳と肝に転移の兆候が無いのは予想よりは少し良い。

副作用は、
・抗癌剤による手足の痺れ。10段階で言ってレベル3程度。
・2009年11月の重粒子照射による肺炎。レベル2程度。
・骨盤への粒子線照射による痺れ、歩行障害。レベル4程度。

服用している薬剤無し。健康食品無し。サプリメント無し。体調は良いが、
ロスタイム(余命)が1ヶ月か1年かは判らない。が、今後の目標を少し変更する。

1つは癌治療用中性子源の開発:
 FFAG 以外の方式での大強度イオンビームの加速と高効率ターゲットの開発。
 そういえば中性子を真面目に取り扱った経験は意外と無いかも?知れない。
 が、まあ、どうせやれば出来るだろう、、、。

2つめは科学的な癌治療装置の開発目標の策定:
 現状の目標は「各病院に設置する」「均てん化」であり、誰も何も考えていないか、
 あるいは意図的にミスリードした政策目標が掲げられている。科学的・医療統計的
 に最適な医療装置の開発目標を示す。こちらは技術的には難しい事ではないが、
 各方面からの抵抗は強いと予想される。

本当はどんなに急いでも10年程度を要する開発目標の様な気がするが、
私のロスタイムが余りにも短いこともあり、5年後に試験機の運転許可申請、
7年後に臨床試験申請が出来るぐらいの勢いで進めたい。

今小児癌で何とか頑張っている子供や分子標的剤が良く効いた人が将来再発した
ときに「臨床試験第1号」に入って頂き、実質的な完治を目指してもらう。
(恐らくその段階では私はこの世に居ない。自分には間に合わないのが残念だが、笑)

先ずは数人の方々の協力が必須なので、説得用の資料つくりかな?
また、「金食い虫」と皆さんに嫌われそうですが、、、、(笑)。