混合診療解禁の立場の1例として長坂健二郎氏(日銀から万有製薬へ天下り。今年退任)
の「最悪な御意見」を例示する。(客員である大阪経済大の論文集?)
長坂氏の論点をまとめると、
・高齢化を迎え、医療は自己負担を中心にすべき。米国型の自由化をめざす。
・保険診療は(費用面から)限られた質・量に縮小し、混合診療による自己負担で補う。
・医療の自由化が進むと公費負担分?の13兆円程度の経済効果がある。など。
主張したい事は「医療自由化」らしく、それを補足する為にあれこれ述べられているが、
「医療」を全く御存知ない上、論理的な矛盾と飛躍が殆どで読むのに大変苦労する。
査読付き論文なら確実に「不受理」だろうし、学生なら説教が必要なレベル。
これほどデタラメな例以外でも、例えば厚労省が「診療報酬包括化」の延長線上に
イメージする「混合診療容認」は結局、患者負担増と医療費抑制策の方便に過ぎない。
反面、厚労省は現状「混合診療は認めない」立場を崩しておらず、民主に政権交代後も
「清郷裁判」の結果については「国の方針が認められた」(長妻昭厚労大臣)程度の認識、、。
長坂氏の例の様に、「解禁したい側」にも様々な立場・意見分布がある。
1.医療自由化による産業界の利益拡大
2.保険診療の縮小による医療費削減
3.病気自己責任論
4.そもそも混合診療を否定する法的根拠が無い
一方(長妻大臣は明らかに勉強不足だが)「禁止したい側」の懸念は、
5.地域、貧富、病院による医療格差が生じる
6.デタラメな医療に引きずられ医療費が増大する
7.医師・病院の格付けに繋がる
8.必要な治療法の保険適用が遅れる。など。
財界、厚労省、医師(会)、患者、がそれぞれに1~8の理由を都合良く組み合わせ、
「解禁しろ」と言ったり「禁止すべき」と言ってみたりする。全者が「患者の為」、
という建て前を並べるが清郷氏以外は殆どウソで、恐らく正しいのは「4.」のみ。
結局、混合診療に関する私の考え方は今のところ、
・科学的な判断をすれば混合診療の問題は起きないか、非常に小さいハズ。
・司法的な判断をすれば混合診療は認めざるを得ないハズ。
・ただ残念ながら、現状の医療(者)レベルと医療制度の下では混合診療解禁は困難?。
という程度。
混合診療の問題も「医療制度」と「診療報酬」の不具合が引き起こしていると考える。
の「最悪な御意見」を例示する。(客員である大阪経済大の論文集?)
長坂氏の論点をまとめると、
・高齢化を迎え、医療は自己負担を中心にすべき。米国型の自由化をめざす。
・保険診療は(費用面から)限られた質・量に縮小し、混合診療による自己負担で補う。
・医療の自由化が進むと公費負担分?の13兆円程度の経済効果がある。など。
主張したい事は「医療自由化」らしく、それを補足する為にあれこれ述べられているが、
「医療」を全く御存知ない上、論理的な矛盾と飛躍が殆どで読むのに大変苦労する。
査読付き論文なら確実に「不受理」だろうし、学生なら説教が必要なレベル。
これほどデタラメな例以外でも、例えば厚労省が「診療報酬包括化」の延長線上に
イメージする「混合診療容認」は結局、患者負担増と医療費抑制策の方便に過ぎない。
反面、厚労省は現状「混合診療は認めない」立場を崩しておらず、民主に政権交代後も
「清郷裁判」の結果については「国の方針が認められた」(長妻昭厚労大臣)程度の認識、、。
長坂氏の例の様に、「解禁したい側」にも様々な立場・意見分布がある。
1.医療自由化による産業界の利益拡大
2.保険診療の縮小による医療費削減
3.病気自己責任論
4.そもそも混合診療を否定する法的根拠が無い
一方(長妻大臣は明らかに勉強不足だが)「禁止したい側」の懸念は、
5.地域、貧富、病院による医療格差が生じる
6.デタラメな医療に引きずられ医療費が増大する
7.医師・病院の格付けに繋がる
8.必要な治療法の保険適用が遅れる。など。
財界、厚労省、医師(会)、患者、がそれぞれに1~8の理由を都合良く組み合わせ、
「解禁しろ」と言ったり「禁止すべき」と言ってみたりする。全者が「患者の為」、
という建て前を並べるが清郷氏以外は殆どウソで、恐らく正しいのは「4.」のみ。
結局、混合診療に関する私の考え方は今のところ、
・科学的な判断をすれば混合診療の問題は起きないか、非常に小さいハズ。
・司法的な判断をすれば混合診療は認めざるを得ないハズ。
・ただ残念ながら、現状の医療(者)レベルと医療制度の下では混合診療解禁は困難?。
という程度。
混合診療の問題も「医療制度」と「診療報酬」の不具合が引き起こしていると考える。