医療制度と消費税については重要項目ではあるものの、自民であれ民主であれ、
何もできない様なのでコメントを省略する。残念ながら今回も争点になり得ない。

最後にせっかくなので各党の議席予想を記載してみる。
・民主:240±20
・自民:180±20
・公明:30±10
・その他:30±10
・予想投票率:65%±2%
私は新聞が言うほど民主が勝つとは思っていない。

が、当初思っていた(民主:220±α?)よりは延ばす気がしてきた。
理由は、先週、抗癌剤治療の合間に九州の田舎に帰った時の印象による。

元来、地方では選挙は祭りみたいなモノであるし、政策や人物、国際情勢
など一切関係ない。陳情と口利きと「お付き合い」で決まってきたし、
その事情は今回も殆ど変わらない。

ただ、この程度でも充分に「民主圧勝」と言って差し支えは無いであろう。
自公連立は自然消滅するし、情勢的には新聞の分析と大して違わない。

私は選挙結果を見るときは議席数よりは得票率に注目している。
政権が変わるとすれば大きな事ではあるが恐らくそれは10~20兆円の程度である。
むしろ、選挙権を有する「集団」の考え方や態度に変化があるかどうかの方が興味深い。

例えば、オバマは大勝した様でも得票率は52~53%に過ぎなかった。
それも黒人層の大量得票によりやっと当選した。

オバマになって米国は政策的には見違える程良くはなった。
が、米国民の47%が国際感覚も知恵もモラルも無い現実が改善した訳ではない。

仮に民主が勝ったとしても、茨城県医師会の様に「たかる相手を変えた」だけの
結果だとすれば実際には何も変わらないのと同じである。非常に興味深い。