職場のメーリングリストに時々「訃報」が流れる。だいたいは職員の親が亡くなった、
というお知らせで「□□部の○○さんの御尊父が永眠されました。通夜は~~で」といった案内。

実は私はこの「訃報」メールが来た瞬間、毎回かなり「どきっ」とする。
何故か判らないが「自分の訃報」がメールで流れた様な気がして、パソコンを操作しながら、
「えっ?あれっ?俺って死んだんだっけ、、?いつ?!」と毎回びっくりしてしまう。(^_^;)

今回の忌野清志郎さんの訃報もそれに近い感じがあった。
自分の骨転移が判明したのと同時期に、同じような場所の転移が公表され、
癌腫は違えども経過には注目していた。ただ殆ど治療情報は無く、よく判らないでいた。

・原発は制御できていたのか?
・放射線を照射した腸骨の経過は?
・他の骨転移は?
・肺転移は?
・抗がん剤のセカンドラインはやったのかどうか?

あたりが気になっていた点である。が、死因が癌性リンパ管症との事。
昨年暮れには飛び入りステージなどもこなした事から、
やはり最終的には肺、それもかなり急だったか、、という感じがする。

生前の筑紫哲也さんとの対談では「初回の抗がん剤は劇的に効いた」と話しており、
セカンドラインに何をやり、どうダメだったかなど、やはり気になる点は多い。

何かの教訓を得るには情報不足ではあるが、やはり可能性のある抗がん剤は
できうるなら「肺のため」に温存したい気がする。

重粒子ですら確実に呼吸機能は削られる。やはり肺は「消耗品」という感じがする。