11月4日はアメリカ大統領選。
前回と前々回は失望しか無かったが今回は大変面白い。

次の日本の衆院選も数十年に一度の面白さだが、
それよりも面白いかもしれない。
(ヘタすると日本への影響も衆院選より大きいかも?)

私の興味の中心は
・マケインが何%の支持を獲得するか?
・オバマがどのような大統領になるか?
の2点。

宗教や人種差別、偏狭なナショナリズムなどに目がくらみ、
まともな判断が出来ない人間がアメリカに何%いるのか?

ブッシュ親子程度の知能しかなければ楽かもしれないが、
世界で最も困難で責任の重い「米大統領」という仕事に
高い知性と責任感を有する人間がどの程度耐えられるか?

興味は尽きない。

ちなみに日本政府からするとマケインの方が「簡単」か?
従来の外交で日米関係を一応維持できるし、なにより
麻生(or福田or安倍or小泉)vsマケイン&ペイリンなら
つりあいが取れている。見ていて気が楽である。

反面、相手がオバマだとかなりイタイ。
オバマ候補本人からは若く、柔軟な「印象」が目立つが、
チーム戦略は老獪かつ合理的なものに見える。

日本側がダサく、恥ずかしいのはまだ我慢するとしても、
米側の新スタッフとの交渉の中身も油断がならない。
しかも圧倒的な国際的人気と世論の支持が背景にある。

石川遼やタイガーウッズと最終日、最終組で回るのは
それ自体厳しい。しかもキャディやコーチも一流とくれば
尚更である。

そもそも麻生にせよ小沢にせよオバマと1打差を競うライバル
足り得るのだろうか?例えていれば予選前日のプロアマで
ゴリ押しで同じ組に入れてもらう「協賛会社の社長」程度
のレベルに見える。

いずれにせよオバマに決まれば世界は否応無しに向こう数年間、
アメリカに注目せざるを得ない。やっとヨーロッパ主導の世界
になるかと思ったのに、選挙をするだけで(タダで)アメリカ
の存在感が増すことになる。

もしも大統領選そのものが誰かの演出だとすれば大したモノである。