今回抗癌剤治療の2つ目の「山」は2コース目中盤の「貧血」。
B080917

図は6月10日から9月17日までの4コースの採血結果のまとめである。
(治療通算)Day470日付近でヘモグロビンが5[g/dL]程度に落ちている。

抗癌剤をやれば貧血は当然の様に起こる。私もこれまで7[g/dL]程度は経験がある。
経験上、9を下回ると「立ちくらみ」が起こる様になる。8だと階段を昇るのが
苦しくなる。坂道散歩などでふらふらするのがこのレベル。

7[g/dL]になるとトイレに行くのも厳しくなる。ひたすら安静にするしかない。
が、今回突破した6はその10倍厳しい。さらに5[g/dL]は6の10倍厳しい。

1日中寝たきり状態になる。テレビのリモコンすら持ち上げられない。
24時間吐き気と頭痛が続く。安静時ですら立ちくらみの様な状態が続き、
視野は50cm四方ぐらいしかない。これが1週間近く続いた。

正しい換算かどうかは判らないが、ヘモグロビンが標準量の約1/3程度になる
という事は、言い換えれば酸素濃度1/3の8000m級の高山に無酸素で1週間
暮らすようなものかも知れない。

さすがのがんセンターもこのレベルになると「危ない」という認識。

有無を言わせず即座に輸血。2単位(280mlの輸血パック一袋)を3回投入。
通常は輸血2単位でヘモグロビンが1[g/dL]程度回復する目安なので、輸血を
していなければ2~3程度まで落ちた可能性がある。殆ど「死体」である。

さらにこの段階に至っても感染症のダメージが残り微熱が断続的に続いて
いた。食欲も体力も回復せず、ひたすら厳しい状態が続いた。