2008年6月10日骨盤の転移巣を削る目的でシスプラチン+ジェムザールを投与した。

通常、抗癌剤の効果判定には1.5ヶ月程度の期間が必要とされる。が、今回は最長でも3週間、
現実的には毎日「効果vs限界」を見極めることが必要である。

・痛みと運動機能:幸いなことに投与日初日の夜から痛みが減少を始め、ムズムズ感が発生。
     2007年の初回治療で私は腫瘍が縮小し、神経や血管、骨から解離する感じが判る。
     今回の感覚も明らかに「縮小」していると確信。

     ただし、今回day1とday8の抗癌剤投与日の夜中には「焼ける」様な激痛があった。
     特にday8のジェム単剤2回目投与の夜は身動きが取れない程の痛みがあった。
     丁度傷口に消毒薬をかけた時の痛みに酷似しており、安静にすれば軽減する。
     明らかに癌性の疼痛とは異なり、「良い痛み」であると判断した。

     投与後2~3週間後には浮腫や痺れも殆ど無くなり、サンダルを履いて病棟をスタスタ
     歩ける様になった。ロキソニンの服用だけは続けたが痛みレベルは3程度となり、
     睡眠がとれ、かつ仰向けや横向きの姿勢で寝る事が可能になった。

・画像診断:図は投与1週間後の胸部レントゲンである。
CDDP+Gem

     今回の治療主題とは異なるが左肺上葉にCTで撮影して径12mmの再発巣があった。
     が、投与後6日で明らかな縮小が確認された。勿論胸部レントゲンの画像であるので
     例により注釈は付くが、私と主治医の判断は「奏効が期待できる」となった。
     2週目以降はレントゲン上確認出来なくなり、予想に反して抗癌剤が効いている
     事がほぼ確認された

     投与後3週目には骨盤のMRIも撮影し、「僅かに縮小」との判定を得た。
     胸部ほどの顕著な効果は無いが、これほど大きく、かつ増大を続けていた病巣が
     成長を止め、縮小に転じたことは大きな「利益」であった。

今回の抗癌剤治療は「勝算が低く」、尚かつ「もしも失敗した場合致命的なリスクを伴う」
事が心配されたが最低限の「仕事」は期待できるとし、2コース以降の治療を続ける事に
なった。ただし、次回記事で示すように非常に重篤な副作用が発生し、投与時期、投与量を
コントロールせざるを得なくなった。