2007年4月24日:退院
4月4日から20日間の入院生活であった。1コース目は副作用の様子を監視するため、
入院が必須であるとの事。骨髄抑制による貧血もあるがそれ以上に体力低下が著しい。
入院中は、1日2回程度の階段の昇降運動(14階を2往復/日)など試みたものの、
その程度ではとても体力を維持できない。さらに大部屋で過ごすことによる精神的負担
と(耳栓で多少改善はしたが)睡眠不足は明らかに治療効果にとってマイナスである。
仮に健康な人間が1ヶ月以上入院した場合、もしかすると30%以上の確率で何らかの
疾患を発症するのではないか?と思うほど、私には入院生活は負担であった。
2コース目以降は1泊2日入院点滴であった。私にとっては食事や運動などの体力維持
は治療と同じかそれ以上に重要な戦略事項であったが、この1泊入院でなんとかペース
を保つ事ができた。
レジメンと注意事項にもよるが、多くの癌患者にとっては徒歩で通える自宅近所の
クリニックなどで外来投与するのが理想ではないだろうか。
確かにがんセンターは立派な「ハコ」ではあるが、私にとって重要なのは19階建ての
立派なビルや、築地や銀座に近い立地条件や、レインボーブリッジを望む景色の良さ
などでは無い。必要なのは主治医の知識とそれに基づく判断・見通しなのである。
メールや電話で指示・連絡・報告が済めば、わざわざ感染症のリスクを犯しながら
満員電車に乗る必要もない。
勿論実際に会って、顔色や声の張りなど主治医としてはチェックしておきたい事項が
あるのは理解できるが、現実的には有能な医者の数にも限りがある。遠隔医療を
現実的なモノとし、より多くの患者が正しい医療の恩恵に浴するシステムの整備が
必要だと痛感する。
4月4日から20日間の入院生活であった。1コース目は副作用の様子を監視するため、
入院が必須であるとの事。骨髄抑制による貧血もあるがそれ以上に体力低下が著しい。
入院中は、1日2回程度の階段の昇降運動(14階を2往復/日)など試みたものの、
その程度ではとても体力を維持できない。さらに大部屋で過ごすことによる精神的負担
と(耳栓で多少改善はしたが)睡眠不足は明らかに治療効果にとってマイナスである。
仮に健康な人間が1ヶ月以上入院した場合、もしかすると30%以上の確率で何らかの
疾患を発症するのではないか?と思うほど、私には入院生活は負担であった。
2コース目以降は1泊2日入院点滴であった。私にとっては食事や運動などの体力維持
は治療と同じかそれ以上に重要な戦略事項であったが、この1泊入院でなんとかペース
を保つ事ができた。
レジメンと注意事項にもよるが、多くの癌患者にとっては徒歩で通える自宅近所の
クリニックなどで外来投与するのが理想ではないだろうか。
確かにがんセンターは立派な「ハコ」ではあるが、私にとって重要なのは19階建ての
立派なビルや、築地や銀座に近い立地条件や、レインボーブリッジを望む景色の良さ
などでは無い。必要なのは主治医の知識とそれに基づく判断・見通しなのである。
メールや電話で指示・連絡・報告が済めば、わざわざ感染症のリスクを犯しながら
満員電車に乗る必要もない。
勿論実際に会って、顔色や声の張りなど主治医としてはチェックしておきたい事項が
あるのは理解できるが、現実的には有能な医者の数にも限りがある。遠隔医療を
現実的なモノとし、より多くの患者が正しい医療の恩恵に浴するシステムの整備が
必要だと痛感する。