2007年4月以降:

医学的に有意ではないが、抗癌剤治療に向けて準備した事項を列記する。
各項目についての議論は別途行うが、これらは抗癌剤治療に密接に関連があった。

・食事:肉、卵中心の食生活を玄米と野菜中心の内容に変更。
・休養:仕事は全てキャンセル。治療に専念する。
・運動:肺機能と血流を確保する為、適度な運動は行う。
・睡眠:1日6時間以上を目標。それも夜10時から朝2時までの睡眠を確保する。
・代替療法(サプリなど):一切、使用しない。
・その他:3日間隔でサウナに入る。(投与までに4回実施)

主治医に訪ねてみたが患者として注意する点は「禁煙」と「点滴漏れの申告」の2つ
しか無いとのこと。タバコは元々全く吸わないので(癌が発症した今となっては)
疫学的に有効なカードは無いと言うことになる。

しかし癌は間違いなく人生最大・最強の敵である。しかも真の敵は癌を発生・増幅
させた自分自身の細胞(遺伝子やタンパク質等々)と生活習慣だと想定される。

その様な強敵に対して全力で寛解(引き分け)を目指すのである。例えて言うならば
ヒョードルやシュルトと総合ルールで闘うようなモノである。「俺は癌には負けない!」
とか「癌でも自分らしく」と殴り合いを挑むか?

私の戦略は徹底した防御と体力温存、そしてローキックによる揺さぶりである。
腸内バランスを整え、体内の水分量と肺機能を維持し、耐える。抗癌剤で相手の出足
を止め、攻撃力を少しでも落とさせる。ゴングまで致命打を避け、がんセンターという
コーナーに帰り優秀なセコンドと相談しつつ判定まで逃げ続ける。

治療というパンチについてはセコンドの指示がある、しかしダメージに耐え試合を維持
するカギは食事や休養にある。試合終了まで立ち続ける為、上記準備を行った。