2007年3月19日月曜:
国立がんセンター中央病院呼吸器内科初診。受付で予約状況等を確認してもらう。
「本日の枠に入れるとしても、それが判るのは夕方になる」とのこと。必要書類
に記入・提出する。2階A外来で待つように指示される。夜まで待つ覚悟をする。

待合室到着後、5分もしないうちに「○○さん、診察室にお入り下さい」のアナウンス!?
呼ばれ間違いかも??と思いながら診察室に入ると

「○○さんですね。初めまして肺内科の○○です。画像と紹介状を見ました。先ずは検査が必要です。さしあたり今すぐ血液検査、胸部レントゲン、動脈血検査、肺活量、心電図を取って来て下さい。所用時間は約2時間です。検査過程は端末でチェックしますから特に声はかけなくても結構です。では後ほど。」

と指示される。診察室には患者とその付き添い者用のイスが置いてある。一瞬、腰掛けたかもしれないが、恐らく体重を100%イスにかける暇もなく退室。

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2時間後、検査終了し待合い室に到着する。すぐ「○○さん診察へ、、」のアナウンス。
・血液検査はビリルビン高値(黄疸)があるものの良好。肺機能も良好。
・腫瘍マーカは陰性であるが、画像からはほぼ進行癌と思われる。
・明日から通院で20日全脳MRI、22日胸部CT、23日胸部MRI検査。
 次週26日月曜1泊2日入院し針生検。PETは込んでる為4月2日まで待ち。
・従って入院は4月4日頃になる予定。今日はお疲れ様でした。

この説明も恐らく1~2分の間に成される。病期や予後・余命、治療内容等については
一通り調査し、自分なりに判っているつもりだったので、1つだけ質問をした。
「4月4日入院との事ですが、この病院で治療を行える見込みがあるのでしょうか?」

回答は、
「?!、紹介状には当院で治療希望とありますが、他の病院をご希望なのですか?
 (いえいえそういう意味じゃなく、受け入れてくれるのか?という意味です、、)
 ですからそれを調べる為に検査を行います。結果にも拠りますが、おそらく抗癌剤
 治療になると思っています。勿論ご自宅の近くで治療を受けられても結構ですし、
 ご希望なら検査結果と所見をお渡しします。ですが当院はがん専門病院ですので、
 症例数とそれに基づく知見もそれなりに多く、かつ必要な施設も一応揃っています。
 診断と初期治療を当院で行っても○○さんに不利益は無いと思いますが、、、」

理想的な回答だと感じ、感謝の意を述べた。所要時間は5分以内だったと思う。