東京五反田にて週一回3ヶ月で勉強嫌いを改善する子別指導塾Abilisの大野です。
NO.40に引き続き、教育業界に携わる私が
代表の及川と何回かに分けて教育にまつわる色々なお話をインタビュー形式でお送りいたします。
前回は、教育虐待をしてしまう親とその子どもの現状についてお話をしました。
今回はそうした事実があるからこそ大事なことは何かという点についてお話していきます。
及川:いろんな社会問題の根本は、家庭から起きていると私は考えているんですよ。
大野:というと?
及川:様々な社会問題の紐を問いていくと、その根本は家庭環境特に親子関係による影響だと感じる事例が本当に多いんです。
大野:確かに、ニュースとかでもその点について取り沙汰されることが多いですよね。
及川:その家庭環境をこじらす要因の一つに「学習」という要素も絡んでいると思うんです。
大野:「学習」ですか?
及川:はい。子どもが学校に行くようになって、学校のテストで点数つまり数字で評価されるようになって、
その結果他の人とよくも悪くも比べられるようになる。
大野:確かに数字が一番分かりやすいですからね。
及川:そうなんです。誰でも分かりやすいからこそ、そこに目が行きがちになる。
大野:あ〜、確かに〜!
及川:そもそも学校に入る前は比べるものがあまりないんですよね。
歩くのが早いとか絵を描くのが上手とかあっても、それで比べられて評価されることってほとんどない。
それなのに小学校になると、テストの点数とか目に見えるものでしかその子を評価をしなくなって、
目に見えない成長とかできないことができるようになっているとかを観察しなくてよくなってしまうんですよ。
大野:うーん、言われてみると…。
及川:目に見えない人に対してのやさしさとか、愛情を持って接しているとか、
親が本当に見なくてはいけないのは、そうした目に見えないことだと思うんです。
大野:そうした目に見えないことこそ認めて伝えてあげないと、子どもは自分では認識できないですからね。
及川:それなのに、学習の観点で「これできていない」「あれもできない」という
減点方式でしか子どもを見られなくなってしまっている。
大野:え〜!それは切ない…。
及川:そして子どもを置き去りにして、先を知っている親が全部いろんなことをやってしまっちゃったり、
レールを引いたりしてしまうんです。 本来子どもが経験したり遊んだりして、
自分で気づいて学んだことを「お母さんこれ知っている?」と伝えたとしても、
「そんなことどうでもいいから」と聞く耳を持てなかったりもする。
大野:うーん、親も余裕がないんですかね…。
及川:それもあると思いますけどね。
親は悪気なく子どもを否定してしまうんですよね。
大野:それって、否定してしまっていることに気づいていないんでしょうか?
及川:「私しか言ってあげられない」という変な責任感から来ているというのもあると思うんです。
私がこの子のことをちゃんとさせなくてはいけないっていう気負いがあって、口出ししてしまうっていうのがあるのかなと。
あと、親自身もそうやって育てられてきているという事実も大きいと思います。
大野:それって大きいですよね。企業でもそうですけれど、人は基本的には教わったようにしか、
人を教えられないってこと多いと考えています。 でもそれでは、相手の成長に合った指導ができない。
だからこそ、そのことを自覚して相手に必要な教育や指導が何なのかを観察して、
その人に合った対応が求められていると思っています。
及川:そうですよね。だからこそ本質的に何が大切かを私たちは考えていかなくてはならないと思っています。
学習という分かりやすい評価があるからこそ、子どもの目に見えない成長や可能性を見逃しやすい現状があります…。
次回は、こうしたことを理解している及川さんがAbilisで取り組んでいることについて、お伝えいたします。
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