刑訴の夏休みの課題の一つに、なぜか「法曹志望理由を述べよ」なんていうものがある。

ロースクール受験かよ!とツッコミを入れたのは言うまでもない。

一応受験したときのデータは取ってあるから、それをコピーしてもいいんだけど。



見かけによらず真面目な私は、少し考えてしまった。



10年以上前に法学部を卒業し、しかも学部時代は遊びとバイトばかりでまったく勉強していなかった私が、

なぜ今更弁護士を目指しているのか。


年寄りなだけに、理由は一つじゃない。


第一は、自分が生きていくために資格が欲しいこと。

キレイゴトじゃないです、やっぱり。


でもこれは司法書士でもよかったはず。

うぬぼれているようだけど、あの試験は努力すれば受かる試験だと思うし、たぶん続けていたらもう受かっていたのでは、と思う。


離婚しそうだな、と思ったときに司法試験ではなく司法書士の勉強を始めたのは、

あまりにも久々の勉強で自分の頭に自信がなかったというのもあるけど、

むしろ、弁護士という仕事に対して自信がなかった。

自分はそれほどの器のある人間じゃないと思った。

事務処理と営業活動を淡々とこなしていればよい(という働き方が大部分と思われる)司法書士と違って、

弁護士は人の人生に関わる仕事だから。

(インハウスとかになれば関わらない働き方も可能だけど)


けれど、1月末に離婚が成立して、それから鬼のように勉強して7月に試験を受けて、

予備校診断結果で絶対受かったと思って、10月に落ちたことが分かって、

それから翌年のロー受験を決めて、12月に学費稼ぎのために就職した、

今思い出しても最悪だったあの年を経て、

目指す仕事のステージを上げたい、と思うようになった。


それは見栄とかキャリアアップとか、もちろんそれもあるけど、それだけじゃなくて。

責任・・・ちょっと違うな、もう少し重い何か、そういうものを引き受ける仕事をしたいと思った。

自分が人を救えるなんておこがましいことは思っていないけど

(法律だけで人が救われるなんてことはほとんどないだろうし)、

少しでも道標になれたらいいと思う。



あっ、第二に書こうと思ったことを書いてしまった。ダメ論文だこりゃ 笑。


第三もあるけど、これは内緒。←じゃあ言うなよ。


なんだか偉そうに語ったけど、相変わらず弱くていやになっちゃうので、

自分に喝を入れるために書いたのです。


でも今日は民訴を頑張った!エライ、私!

昨日は保存食も作ったし!



料理で思い出した。

突然話が変わりますが。AY@名古屋へほぼ私信です。


料理は楽しい!私も上手じゃないし、しかもここ1年で好きになったんだけど。

凝ったものじゃなくても、手作りのものを食べると自己満足の世界にも浸れる。

オススメです(おすぎ風)。