以下の内容を真似するだけで、自分の中に眠る“得意”が明確な言語として可視化できます。
これは、あくまで私が実際にやっている一例に過ぎません。
先に方法から書きますね。
【手順】
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紙とペン、もしくはPCでWordを用意してください。
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まず、漠然と思いついた言葉や今日一日印象に残った言葉を1つ書きます。例:「やりたいこと」
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「やりたいこと」を明確な概念に変換します。「できること」「できないこと」「ストレスに感じること」「ストレスに感じないこと」の4つに分けた4象限図を作ります。
「ストレス無くできること」=A区画、
「ストレス有るけどできること」=B区画、
「ストレス無くてできないこと」=C区画、
「ストレス有ってできないこと」=D区画とする。
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思いついた名詞(例:野球)を動詞(例:ホームランを打つのが好き)に分解して、3.の4象限図に思いつく限りの動詞を分けていきます。
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A区画は、興味が継続しやすい属性を持っています。
B区画は、環境操作によって継続できる属性を持っています。
C区画は、できなくても気にしない、一番興味が無い属性です。
D区画は、意識すると苦痛に繋がる属性です。
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C,D区画は考えるだけ無駄ですので、捨てましょう。A区画は現段階で出来る可能性が高いことであり、B区画は努力に比例して基準値までは成長可能なこととなります。なので、B区画も捨てます。A区画だけを見ましょう。
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A区画の内容(例:ホームランを打つのが好き)を高水準かつ再現性のあるものにする為には何をすればいいかを考えます。
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7.を考えるに当たって、必要な付属概念が3つあります。「自信」「感謝」「わくわく」です。この3つの付属概念を(例:ホームランを打つのが好き)に付与するという考え方です。
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例:「自信」たくさん練習してホームランを高確率で打つ自信があります。
例:「感謝」ホームランが打てるようになったのは、それまで支えてくれた周囲の環境に起因します。
例:「わくわく」ホームランを打つ自分しか想像できません。
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この3つの付属概念が整理できた時点で、得意なことが明確化されています。(例:バットでホームランを打つ行動が得意)
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明確化された得意を自認すると、それを維持または成長させる為の行動を起こしたくなります。あとは、それを実行するだけです。
いかがでしたでしょうか?
こんな整理の仕方があったんだ!と思われる方が居れば、
いや、まだ明確化されてないでしょwと思う方もいるはずです。
それでいいんです。何故なら「得意を見つける方法」とは、どこまで深掘りしてもピンとこなかったり素直に受け入れられる準備ができていないと認められません。
ですので、敢えてもう1つだけお伝えするとしたら、
12.結果に納得がいかないなら、試せばいいのです。試して、評価して、改善するのを繰り返してください。
あきたり、やる気がなくなったら4象限図の分類化行程に戻れば良いのです。
【言語化について】
この行程は、得意なことを言語化(明確化)することを意識して作られています。
人間は脳の中でイメージをつくることが得意な知的生命体ですが、それらのイメージを整理する能力には個人差があります。
整理できないと、行動指針がぶれますので、途中で意図しない方向に進んだり、そもそも前に進めないという事態が発生します。
この行程は自分自身の思考を整理してアウトプットしやすくする為の方法の1つに過ぎません。
これ以上に効率の良い方法や理論は星の数ほどあるでしょう。
なので、この方法だけが正解ではありません。しかし、私にとっては正解の1つとなっています。
何故なら、私の得意は「人のイメージ(課題)をいくつかのパターンに言語化(明確化)すること」であると、私自身が自信を持って言い切ることができるからです。