ブラックジャックによろしく | 4年目看護師のアタマとココロ

ブラックジャックによろしく

なんとなく古本屋に入ったら、

「ブラックジャックによろしく」の1~10巻がセットで1300円で売っていました。

昔ドラマも見たし、友達に借りてちょろっと読んだりしたことはあるので

あらすじとかはだいたい知ってはいたのですが、

想像以上の安価に刺激され、思わず買ってしまいました。

そして帰宅後、4時間かけてイッキに読破。


私は単純なので、正直いってだいぶ感化されています。

特にがん闘病編の告知とか治療方針の決定とかのことは、

今、外科病棟にいてかなり身近な話なので、

いろいろ考えさせられました。


うちの病棟(病院?)では、

大抵の場合、本人に告知はされているようです。

でも家族の希望があったりすると未告知という場合も多々あったり、

がんということは告知しても、

病気の進行具合や転移については

本人には正しくないことを伝えてる場合もあります。

医師が患者や家族に

治療方針や手術について説明する場面に立ち会うこともありますが、

「その説明じゃ、理解できないだろう」と思うようなこともあります。

手術・抗がん剤・放射線などの治療をどうするか、

決定するのは患者側ですが、

医師がやるべきだと思っている場合はやる方向で話が進められ、

患者が拒否の意思表示をしなければ、

どんどんその方向で準備が進んでいきます。


なんだかなぁと思うわけです。

患者の意思決定権なんてあってないようなものに見えます。

インフォームドコンセントなんて形だけのように思えることが多々あります。

患者や家族ももっと自ら勉強する必要もあるとは思いますが、

医療者はもっともっと分かりやすく事実を伝える必要があると思います。


難しいことを分かりにくいまま説明することは簡単ですが、

本当に必要なのは、

難しいことを分かりやすく説明することだと思います。

それは難しいことであるということは分かりますが、

今の現場に欠けていることだと思います。