せん妄 | 4年目看護師のアタマとココロ

せん妄

昨日の夜勤で受け持ち患者がせん妄になりました。


せん妄とは手術をきっかけに現れる一時的な精神障害で、

症状は不穏、興奮、幻覚などです。

手術直後から発症までの間は意識清明であることが多く、

術後3日目くらいに発症することが多いそうです。

発症してから2,3日~1週間ほどで後遺症を残すことなく回復します。


その人は術後3日目で、術後一晩ICUにも入っていた経緯もありました。

お昼くらいからつじつまの合わないことを言ったりしていたとのことで、

動いたらナースコールに連動する道具とかを使ったりしながら注意していました。

夜勤の勤務帯になって一番最初に会った時にも

ちょっと落ち着きがなくて急に座ろうとしたりして危ない感じはあったのですが、

その後急に完全なせん妄状態になっていきました。


そういう経過を目の当たりにしたのは初めてだったので、

正直ちょっとびっくりしました。

こんなに急激に変わるものなんだな、と。

夜勤中はスタッフの人数も少なく、

絶対に抜いてはいけない管類もたくさん入っている状態だったので、

申し訳ないとは思いつつも手抑制をすることに。

セレネースという向精神薬を使っても

ちょっとすると覚醒してしまって全く落ち着かず、

一晩中彼に振り回されて過ごすことになりました。


抑制を嫌がって余計に興奮してるようなこともあって、

人手があるなら抑制を外してそばで見守りというやり方もあるとは思うのですが、

ほかの患者さんにやらなきゃいけないこともたくさんあって

どうしてもそういうわけにはいかず……。

会話としては成り立つものの説明をしてもそれを理解することはまったくできない状態で、

こんなせん妄の人にはどう声をかけていったらいいのか難しいなと思いました。


ちょっと考えさせられる経験でした。