こんにちは。KEIです。

 

 

今日は、なぜ成績が伸びないのか、という話をしていきます。

 

 

「勉強の仕方は人によって違う」

あなたはこんな言葉を聞いたことはありませんか?

 

先生たちがよく口にする言葉です。

私の高校の先生も同じことを言っていました。

 

 

しかし断言します。この言葉には、噓が含まれています。

 

 

気を付けてください。この言葉を信じて自己流の勉強法を貫いたがゆえに

第一志望の大学に落ちてしまう受験生が毎年大勢います。

 

 

実は、受験生全員に共通する勉強法というものは存在します。

あなたはこのブログを読み、その勉強法を身に付けることによって、

成績がうなぎ登りに上がっていくことになります。

 

 

 

私は、「勉強の仕方は人によって違う」という言葉が

まるっきり嘘だ、と言っているわけではありません。

 

例えば英語の単語帳。

使っている人が一番多いのは「速読英単語」ですが、

「システム英単語」や「ターゲット」が自分に合っている、という人もいます。

 

そのような細かな勉強法は本当に人によって様々です。

 

 

しかし、例えば、

「椅子に座って勉強する」

ということは全ての受験生に共通ですよね。

日常的に立ったまま勉強するという人はいないと思います。

 

 

 

使う単語帳は人によって違う

椅子に座って勉強する

こんなことは当たり前ですよね。

 

しかし、こんな当たり前のことを組み合わせると、

おもしろいことが分かってきます。

 

 

それは、

「勉強は、基本的な事柄ほど全員に共通で、細かいことほど人によってバラバラになる」

ということです。

 

私が「勉強の仕方は人によって違う」という言葉には、噓が含まれている、と

言ったのは、この言葉が基本的な事柄を無視しているからです。

 

 

受験生全員に共通する勉強法、

それは、「基礎的な内容」ということです。

 

 

 

あなたはしっかり基礎を身に付けていますか?

 

 

英語を例に出しましょう。

 

英語の基礎といえば英文法です。

英語の授業では一通りの英文法を扱いますので、

あなたも一通りの英文法は学習してきているはずですよね。

 

では以下の質問に答えられますか?

同等比較の文章に出てくる“~ as ~ as~”の2つのasの品詞は?またその理由は?

thatが接続詞か関係代名詞かを見分けるポイントは?

関係代名詞whatが同時に持つ3つの役割は何?

 

これらは全て中学レベルの英文法です。

この問題のどれかに少しでもつまずいたら、

それはあなたに中学英語の知識が足りていない証拠です。

 

 

しかし安心してください。受験生のほぼ全員が、中学レベルの英語が身についておらず、

そしてそのことに気付いていない状態なのです。

 

実際、塾講師をしている私の教え子の大半がそうでした。

 

 

中学レベルの知識が十分に身に付いていないのに、

センター試験や2次試験の問題を解けるわけがありません。

 

多くの受験生がそのことに気付かず、難しいテキストや問題に手を出しては

答えを見て分かった気になる、という作業を繰り返しています。

 

これは、完全なる時間の無駄です。

そんなことをするより先に基礎を固めた方が効率的だということは

もう分かりますよね。

 

 

 

そして、基礎を身に付けるということは思っている以上にとても難しいことです。

 

人間は、一回読んだ内容の15%しか覚えていられないそうです。

従って勉強の内容を完全に身に付けるには、一度理解した後に

さらに6回もの復習が必要になります。

 

あなたはテキストを一回読んだだけで内容が身に付いたと思っていませんか?

ぜひそのテキストを引っ張り出して、もう一回眺めてみてください。

忘れている内容がいっぱいあるはずです。

 

 

 

基礎をおろそかにする人は、受験で必ず失敗します。

例えば英文法をろくに勉強せずに長文を読み始める人。

私はこのような人を大勢知っていますが、全員点数が伸びきらずに受験を終えています。

 

反対にこれでもかというほど文法を復習した人。

こういう人は本当に成功しています。

 

 

基礎を重視する人が、最後に笑います。

ぜひ基礎を大切にしてください。

 

 

 

それでは。