【詩】打ち覆い | aioso**

【詩】打ち覆い



のどから呻きが響いて
産まれようとした言葉が言葉であることを放棄したようだった



「   白   」
 



最後に、何を、言ったんだろう






その、終わりの瞬間でさえ
わたしはただ、いつもの通り自分のことだけを考えていた




その、「  白  」が、唐突に阻んだのだ
最後の言葉が産まれようとしたのを




その、薄い存在を、はがしてしまえばいいのに
私の指は、震えていてそれを掴むことができないから
喪に服すことしかできない