【詩】ひびのかけら | aioso**

【詩】ひびのかけら

自分の最後の日がいつか、
なんて考えたことはない
日本人の平均寿命が80年だから
そのくらいしたらやってくるんだろうなと
ぼんやりと思うだけで



ひとが生まれる前に既にその人の予定運命が
与えられているのなら
一生涯、毎日そのかけらを拾って
予定運命図を作り上げていくことになる

完成したら”予定”運命図では
なくなるのだけど



わたしが一生涯かけてできるものはなんだろう
毎日まいにち、何かを積み上げて
あるいは拾い上げて
または捨てているのか


果たしてわたしの予定運命図は


願わくば
億千本のカラフルでつややかな糸を
縦に横に複雑に駆使した
美しい一枚の織物のようであってほしい

と、いうのは高望み?

だとしたらせめて
風を感じる一枚の風景画に

わたしの日々の呼吸を数えて
それを一枚の絵に


いつかわたしの中を循環した風が
大空を大地を
飛び回って地球に時を刻むのを夢見て