正直に言いますが。
実はわたしは
音と音の間に
住んでいるようなんです。
つまり、ある音楽がありますよね。
その
音と音のあいだの
隙間に暮らしている。
という、強烈な体感を
感じることがあるんです。
その感覚の最初の記憶は
幼稚園の休み時間。
「自分の場所」が
ブランコの左側だったある時期。
ひとりで居られる場所として選んだんですが
何故かしらん、幼稚園というところは
ひとりで遊んでちゃイカン
皆と遊べと言うので
先生に注意されたり
誰かに声をかけられたり邪魔されないかドキドキしつつ
そこで、いつもの「うた」を
何度も繰り返して
人には聞こえないよう小声で歌うという
自分の流行りがありました。
うた、というより
正しくは音楽のフレーズなのですが
自作の音楽のフレーズ
いや
自分では知ってるフレーズ。
でも、とくに他で聞いた覚えはない。
それを口ずさむと
物凄い高揚感とか
至福感に包まれました。
圧倒的安心感。
ふわーっと緩んで
自分の身体の周りごと全部が完璧に包まれる。
文字通り「包まれた」んです。
これは凄い!
見つけた!
これがあれば大丈夫、という感じでした。
でもあるときから、そこに座っても思い出せないことが続きます。
そして
そのまま忘れるように諦めて
ブランコに近づかなくなる…
そんな体験でした。
それを
2年ほど前に思い出した。
フレーズこそ思い出せないですが
体感をしっかりと思い出したんです。
ある音楽の中に
ある特定のコード進行やフレーズがあると
瞬時に反応して
コード(和音)と次のコードの音の響きがバチッとはまると
「うわ、それ!」 と一瞬でオキシトシンか何かがブワっと出るような。
瞬間的に「そこに居る」と体感が告げる感じ。
欠けてるのに気づいてなかったピースがはまる感覚です。
その場所が「当たり前」で
感極まって滂沱たる涙まで出る始末。
ずっとそこに居るんだけど
身体がこっちに居ると
ごくたまにしか分からない。
でも、ずーっとそっちに住んでる。
ほんとうは。
そんな、確信なんですよねぇ。