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STUDIO VERKの作曲家が綴る随筆的ブログ

こんにちわ。
作曲、編曲、作詞家兼ボイストレーナーの森元です。
…長い。次からは肩書きを名乗るのはやめだな。
ただの森元でいきます。


「作曲をしている」と言った時に、一番よく言われるのが「どうやって作ってるの?」という質問なんですね。
今回はそれに答えてみようと思います。

技術的なことを言うと、ほとんどパソコンです。
音を選んで、ポチポチ打ち込んで、はいおしまい。
僕はピアノが少し出来ますが、ほとんど着想を得る為に弾くだけです。
もちろんコードの知識とかはあってもいいかも知れませんが、今の世の中、コード云々なくたって、曲として、もっというと音楽として認められてしまいます。
誰だって出来ちゃうんです、作曲って。技術的には。

だから皆さん知りたいのは、「作曲してるとき頭ん中どーなってんの?」ということだと思います。
技術があっても、普通それだけじゃ曲なんて作れないだろうと。


色々なタイプの作曲家さんがいると思いますが、僕は基本的に、「何かを想像して」、或いは「見て」作ります。
対象はなんでもいいです。
「森」でも、「車」でも、「携帯電話」でも、「ブログ」でも、「平仮名のあ」でも、「1945年」とかでもいいです。
決めたら、そこから想像を膨らませます。

例えば「森」なら。
どこの国なのか。
寒い国であれば、針葉樹林?
季節はどうだろう。
時間は、夕方が綺麗かな。
動物が多くて、鳴き声がよく聞こえてくる森にしよう。
森の中の小屋に誰か住んでたりして。世間が嫌になった小説家のおばあちゃんとか。
…みたいな感じです。

まぁ、どこまで想像するかはその曲の規模にもよるとは思いますが(さすがに30秒だと全部は詰め込めない)、とにかく風景を頭の中に描ききってしまう。
で、そこから、音を当てていきます。

例えば、上記に従って、森が寒いんだったら。
最初はトライアングルかな。ウインドチャイムか。
ピコピコした電子音を雪の結晶に見立てても面白い。
ストームなら、いきなりヘヴィーメタル調のギター入れてもかっこいいかも…
…というような感じ。

もちろん、これが全部ではないです。
自分がかっこいい!と思うフレーズとかも入れようとしますし、お気に入りのコード進行とかもありますから、描いた想像を壊さない範囲でオリジナリティを調味料の様に入れていきます。

ただまぁ、「どうやって作ってるの?」の質問に対する包括的な答えとしては、要するに、「結構考えて作ってる」ということなんですね。
皆さんが心のどこかで期待している(と僕は思っているのですが)、ある日目覚めたら天から音楽が降ってきた…!!とか、散歩してたら神様がメロディーを与えて下さった…!!みたいなことは、そんなにあることではありません。
厳密に言うとないことはないのですが、天とか神は関係無くって、多分、僕はその瞬間、何かを「想像して」いる、もしくは「見て」います。「部屋のテーブルの茶色」、とかね。


…この辺りでお気付きの方多いかも知れませんが、僕のブログ、長いです。
ただ、肩書きは省略できても、文章を短くするのは苦手です。
随筆なんでね。許してね。

ただの森元