ようこそ、魅惑の《食の扉》を開いてくださった、ステキなあなたへ💕




みなさま、こんにちは。

地中海食と和食による食育&植物療法をお伝えするAgora食育外来の歯科医師  
Yumi  Ohtaです。

お越しくださって、ありがとうございます😆



今日は、地中海食と和食を融合させた
食養生の講座に出てくる

oil(油)&fat(脂)academy
で質問の多い、

オリーブオイルとナッツ類についてお伝えしますね。




オリーブオイルについて

非常に多くの数が出回っている分、品質の差も激しいオイルです。

長所として、オメガ9系に分類されるオレイン酸が豊富に含まれ、

血液中の悪玉コレステロール(実はこれも、すべてが不要なものではないのです
が)を減らして血流を改善、動脈硬化や便秘を改善します。

また、オリーブオイル独自の栄養素であるオレオカンタールという成分は、


抗酸化作用、抗炎症作用を持ち、老化の速度を遅くする、心臓病やガンの
予防に役立つといわれています。

オメガ9系の油は、酸化しにくく加熱調理しても大丈夫とどこかで聞いたことがあるかもしれませんが、

実はオリーブオイルについては、酸化は早いのが正解です。


オリーブオイルは、種ではなく実から抽出するため酸化が早いのです。


オリーブの実には、天然色素のクロロフィルが含まれていて、これは光で早く酸化します。


どうしても加熱調理に使いたいときは、オメガ9系のなかでも菜種油、マカダミアナッツオイル、ヘーゼルナッツオイルの方がマシなのです。オリーブオイルを買うときは、下記をこころがけてください。


☆完全に遮光された瓶のもの
☆開けたら2週間以内に使い切る
☆加熱使用はしない
☆コールドプレス(低温圧搾)のものを選ぶ


加熱に強いという点では、
ゴマグリナンという抗酸化作用にすぐれる
フィトケミカルを含む、
ゴマ油がありますが、リノール酸を多く含み、

これが体内でアラキドン酸という、炎症やアレルギーを起こす物質にかわりますので、

特にアレルギー体質の人は控えめにしたほうが良いでしょう。

香りづけに、少量楽しむくらいは大丈夫です。

ココナッツオイルについて

中鎖脂肪酸に分類され、これは脂肪として貯蔵されないため、太らない油としてにわかに脚光をあびました。

植物性でありながら飽和脂肪酸で、加熱に強い点でもスポットを浴びています。

しかし、オイルは必ずしも植物性が良いとは限らず、動物性が悪いともいえません。

ココナッツオイルを常用していると、性ホルモンの働きが悪くなるといった副作用が出てくることがあります。
性欲減退や精子減少、活力の低下など…。

また、日本人がココナッツを多用するのは、地産地消や身土不二といった
東洋医学の考えからもかけ離れています。


わたし個人的には、
時おり食べたいときに、海外産のものを楽しんで食べることは、

心身の免疫系に新たな風を吹かせて、
DNAを進化させ、

自然治癒力の強化にもつながると
考えていますので、
海外産がダメというわけではありませんウインク

しかし、脳の60〜70%を占め、体のあらゆるホルモンや細胞膜の材料となる油が、
日本から遠く離れた南国のものであるとしたら、実は体質に合わない人も多いのではないでしょうか?

もちろん、初めて味わった異国の味が、
どんぴしゃ自分の舌と体にマッチして、
感動したって人もいるかもしれません。

そんな人は、ご先祖さまに、ご縁のある食材と出会ったのかも!?


人の嗜好や体質は、ご先祖さまが食べてきたものや、環境とも深く関係していて
興味深いのですおねがい


何かが流行るのには、マーケティング操作も入っていたりしますので、


健康情報が出回っても、無理に特定のものばかり食べたり、どっぷりはまらなよう、気をつけてくださいね。


ピーナッツやナッツ類、大豆のリスクについて

ピーナッツ、ナッツ類、大豆は、良質な油に富むうえ、噛むこと(そしゃく)を求められるので、おやつとしても、お料理するにしても、優秀な栄養食品です。


また、高カロリーなイメージがありますが
、よほどしっかり咀嚼(噛むこと)
をしないと、そのままカロリーは吸収されません。

注意事項として、誤嚥(ごえん)のリスクがあります。

誤嚥とは、噛んだり飲み込む機能が不十分だったり、唾液の量が加齢で減ったため、食べ物をうまく飲みこめず、食品が気管に入ってしまうことです。

誤嚥すると、誤嚥性肺炎が起こり、
命とりになることもあります。

そのため、幼児や、唾液の量が減っていたり、飲みこむ力の低下したお年寄りや障害児の方は、なるべくそのまま食べるのをひかえたほうが安全です。
ペースト状のものなら安心ですねウインク


また、アレルギーが出やすい食材でもありますので、一気に大量に食べたり、同じ種類のナッツを長期に渡って食べ続けるのもひかえましょう。



油と脂については、一つの学問として成り立つくらい奥が深くて面白く、
わたし自身、my  oil & my  saltを持ち歩いていた学生のころより20年以上、研究を重ねてきました。


これまで、毒にも薬にもなる油と脂、
お子さんの頭を生かすも殺すもアブラ次第といったタイトルの
Oil&Fat Academy を開催したところ、


大学病院医局の医師や奥さまたちにも大反響でした。


今後も、油と脂については
お料理やボディケアに実践できる内容で、より充実させていきますねおねがい


ブログには書ききれない、

oil(油)&fat(脂)の実用方法が満載の、


キラキラ予防医学にもとづいた世界の食養生・地中海食・ギリシャ料理・和食・栄養学・陰陽五行・ハーブ・アロマセラピー・薬草etcが織り成す魅惑の世界をのぞいてみたい方は…

これまでの人気講座をまとめた
“わが家のキッチンは診療所”をはじめ、

各種講座の体験セミナーをどうぞウインク

キラキラすべての講座は、
地中海食・和食・薬膳のフュージョン=SamuraiJapanCooking(SJC)と
植物療法がベースとなりますキラキラ






Agora食育外来
Yumi Ohta
歯科医師
食生活指導士
アロマセラピーインストラクター