渋谷です。
今日は、「冷えと子宮口」の話です。
「子宮口が柔らかくなりにくい、開きにくい」などと聞いたことがあったり、実際経験された方もいらっしゃると思います。
子宮口がスムーズに開かないと出産に至らないため、やはり子宮口がよい状態であることは非常に重要と言えます。
子宮口が開きにくい人の特徴
赤ちゃんが生まれるには
Step1.子宮口が柔らかくなって
Step2.子宮口が開いて
Step3.骨盤が開いていく
というステップが必要です。
一般的には、初産婦さんや高齢出産、子宮奇形や子宮頸管損傷後の妊婦さんなどが開きにくいとされていますが、
子宮口が柔らかくなるかどうかの
鍵を握るのは血流 と言われています。
助産師さんのお話によると、
子宮口が柔らかくなりにくい方は
- 冷えているか
- 骨盤まわりを動かしていないか
- 目の使いすぎか(目に優先的に血流が必要)
- 頭の使いすぎか(頭に優先的に血流が必要)
- 甘いものの食べすぎ(肝臓に優先的に血流が必要)
の可能性が高いそう。
子宮口は、臨月になってくると
ホルモンと赤ちゃんの頭の重みでだんだん薄く、柔らかくなり、赤ちゃんの頭が押すことで少しずつ開いていきますが
硬い子宮口をいくら押しても、開かず、痛いだけ。
柔らかくなっていれば、陣痛の力で赤ちゃんの頭が子宮口を押すことで、じんわり開いていきます。
柔らかい子宮口が大事な理由。
子宮口が柔らかくなりにくい方や、
骨盤が開きにくい方の出産というのは
普段は、60度開脚で精一杯な人が
出産当日にいきなり180度開脚をする(!)
大雑把に言うとそんなイメージに近いのではないかと思います(伝わりますか?)
何も準備せず当日を迎えたら、
無理無理無理!痛すぎ!開かない!砕ける!壊れる!時間が恐ろしくかかって、いつになったら終わるんだ…(白目)となりそうですよね。
筋肉の中には血管があり、
筋肉と共に血管も発達することで
- 赤ちゃんと一緒に大きくなる子宮を支える(お腹の張り防止、赤ちゃんの重みが真下にかかりやすいので子宮口も開きやすい)
- 開いていく骨盤も支える(腰痛防止)
- 赤ちゃんを温める
- 赤ちゃんの体をつくる栄養をしっかり運べる など
骨盤まわりの筋肉は、妊娠中、重要すぎる働きをしてくれています。
分娩時間にも、お産の痛みにも、大きく影響する冷え。
毎日少しでも歩いたり、
産前産後ケアに通うなどして、
計画的に骨盤まわりの血流を良くしておく。
チリツモだったとしても、
やるとやらないでは大違いです。
できることからやっていきましょう^^