今日は水星についてです。
◆天文的な面から水星を考える
まずは天文的な特徴から水星を考えてみます。
僕は地学が好きだったのでこれは楽しいです。
・水星は太陽のいちばん近くを公転している惑星であり、
公転の速度が最も速い。
公転周期は約88日。
・水星は逆行の頻度が最も多い。
平均すると毎年約3回逆行する。
・水星は地球の内側を回る内惑星であるために、
地球から見ると、常に太陽の近辺を動いている。
地球中心のホロスコープで見た場合は
水星は太陽と同じか、隣のサインにくる。
要するに水星は
「太陽の近くを素早く動き回る」天体です。
主人である太陽から伝令を受け取って運ぶ
メッセンジャーみたいな役割です。
他にも面白い特徴があります。
・昼と夜で、地表の温度差が大きい。
400℃ 〜 -160℃
・自転の速度がとても遅い。
自転周期が176日で、公転周期が約88日。
つまり「水星の1日」は「水星の2年」に等しい。
興味のある事には敏感に、機敏に反応する。
熱しやすく冷めやすい。
短期間で暗記して一瞬で忘れていく
学生の時のテスト勉強のようでもあります。
水星の適応力や柔軟性、好奇心に通じる特徴です。
水星の自転の遅さは、
水星自体が太陽から独立しきれていないことを表す
という説明を何かの本で読んだ記憶があります。
水星は意志の「伝達者」「仲介者」であって、
伝達したい意志は太陽が発している。
という関係を象徴しているようにおもいます。
漫画家のホロスコープの場合であれば、
太陽が人生目的や主人公像だとすると、
水星は画力とかテクニック、アイデア、セリフなどです。
◆支配するサインから考える
水星は双子座と乙女座のルーラーです。
そのため水星の基本的な意味は、
大きく分けて2つに分類できます。
(実際はいろんなサインに水星は位置しますが
基本の意味を考えるための例です。)
・双子座的な意味 =「広報、通訳、ライター」
情報の扱い方、学習方法、考え方、言葉の表現力
工夫、喋り方、コミュニケーションのスタイル
・乙女座的な意味 =「専門の技術者、秘書」
仕事のやり方、実務能力、特技、能力、健康
◆年齢域から考える
水星が発達する年齢は8歳〜15歳頃です。
この時期の体験を振り返ることも
水星の特徴を理解する助けになります。
印象的な先生がいて
その影響が水星に表れている場合もあります。
僕は水星と天王星がコンジャンクションなのですが、
小学生の時にファミコンが発売されて
それにどっぷりハマっていました。
電子機器は天王星の象徴です。
そのせいか、
パソコンは基本的にファミコンみたいなものだ
という感覚があります。
Illustratorなどのパソコンソフトを使うことは
それほど抵抗がありません。
メモはノートの手書きよりも、
キーボードを打ったほうが楽です。
山羊座の水星、6ハウスの方で
毎日のようにそろばん塾に通っていた
という方もいらっしゃいました。
冥王星とオポジションの魚座の水星、3ハウスの方で、
スパルタな学習塾に行き始めたとか。
水星について「その2」につづく。
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