魚座で水星の逆行①「春分で次の周期を始めるためのカギ」 | 占星術家しゅんじ「宙の色(そらのいろ)」

占星術家しゅんじ「宙の色(そらのいろ)」

「宙」という文字には「永遠の時間」という意味があります。
時は無色透明ではなく、無限の彩りに満ちた物語のような連なりです。
西洋占星術を通して、時に込められたメッセージを読み解きます。

2/23の18:00頃~3/18の03:00頃まで、
水星(知性、情報、コミュニケーション、通信、交通、商売)が魚座で逆行します。


水星の逆行は、年に2~3回あります。
いつもの道が通れないことで、いつも通らない道が見つかる時期です。
時間の流れがいつもよりゆっくりになったり、
過去へ逆戻りしているように感じられるかもしれません。

「いつも通りでなければ!遅れちゃいけないのにー!」
と思っているとイライラするだけですが、
気持ちや時間に余裕を持って行動し、
「ふふ、そうきたか!」とゆとりと遊び心を持ってすごせば、
思わぬ発見があるはずです。
表面上の不都合は一時的なものなので、
そこまで神経質になる必要はないと思います。



具体的には、こういう心構えでいくといいと思います。

・伝わっているだろうと思わず、念入りに連絡をとる。
 メール、SNS、電話などの通信の不具合が起こりやすいので、
 代替手段を考えておくと安心です。
・なんとなく連絡のレスポンスが遅いのでガンガン進めるより
 計画の調整や場合によっては延期する方が適してます。
 ・体調が悪くなったら遠慮なく休む。
 無理して出勤したら、仕事が全然忙しくない日だった・・・
 ということがありました。
・大切な連絡、契約、高い買い物は念入りに確認や検討をする。 ・天候や事故によるダイヤの乱れや渋滞が起こりやすいです。
 余裕を持って少し早めに家を出るといいです。
・PCのデータのバックアップをする。
 作業中のデータ保存も、こま目にすることをオススメします。




また、こんなこともあります。

・同窓会、学生時代のサークル、昔の職場、昔の友人や恋人など、
 過去に縁のあった人たちから連絡が来る、再会する。
・棚上げしていた計画、忘れていた予定が再開する。
・無くしたもの、忘れていたものが戻ってくる。

不意に「過去」との通路が繋がって、
そこから現在を動かすためのカギや、
欲しかった忘れものを手渡される出来事もしばしば起こります。



僕は既に、懐かしい人に再開する予定が入っています。
うちの実家の修繕工事が遅れてますが、
そのお陰で発注の誤りを修正することができました。
目先の不都合だけに注目せず、
視野を広げてみるのがこの時期は有効だと思います。 



3/18日まで続く今回の水星逆行は、
その2日後の春分(スタート、占星術のお正月)に繋げるための
重要なカギとなるように思えて仕方ありません。

意識的に、いつも通りであろうとするよりも、
突然混ざってくる非日常をきっかけにして、
いつもは触れない、深い場所にある感情や情報アクセスすることが
次の周期を始めるためには是非とも必要なのだと思います。