今年もよろしくお願いします!

プロデューサーの西村義明です。


新年ですから、本来ならば「あけましておめでとうございます」とご挨拶すべきでしょうが、実は、この挨拶を言いそうになると、いつも宮崎駿監督の言葉を思い出すのです。


宮崎さん「新年が明けて、めでたいことなんて、一つもない!!」


そうです。《夏》公開の長編映画を手がけるアニメーション映画スタジオにとっては、年が明けることは一つもメデタイことじゃない。完成までに残された制作期間が、もはや半年もないことが認識される、ひたすら色々な汗が吹き出る時期なのです。ということで、宮崎さんに「明けましておめでとうございます」とご挨拶したことはありませんでした。ただ、「こんにちは」とだけ。でも、心の中で「アケオメ!」と挨拶していました。場所が変わってのスタジオポノックでも、米林宏昌監督を含む全スタッフが、まさに今、完成を目指して頑張っています!


閑話休題。


LINEブログを開設して約20日間、ブログらしいブログを書いておりません。というよりも投稿は2回しかしていないので、そろそろ誰からか「いい加減にしろ!」と怒られそうです。ただ、映画「メアリと魔女の花」の舞台裏を書くのは、もう少しだけ先延ばしさせていただいて、ひとまず、過去のアーカイブをアップいたします。過去のもので、ごめんなさい。


これから随時アップしていく過去のアーカイブというのは、ぼくがプロデューサーをつとめた映画「かぐや姫の物語」の制作時に、auスマートパス会員向けのスタジオジブリ公式読み物サイト「ジブリの森」において連載された『かぐや制作日誌“悲惨な日々”西村義明』という、言わばプロデューサーの実録です。今回、スタジオジブリから再掲載の許可をもらえたので、お茶を濁すようにアップしていきます。



なんと

全121回分あります!

(たっぷり。)



もちろん、映画「メアリと魔女の花」、スタジオポノックのあれこれも、並行して書いていくつもりですので、ご期待ください!(追記:アップしました。『悲惨日誌 第1回~悲惨な日々?~』


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※こちらが連載当時の画面。携帯でだけ閲覧可能な日誌でした。