クライエントYさんから、こんなご相談をいただきました。
結論からいきますと、だいじょうぶです。
まるで学校の教科書に載せたいような、お手本のような症例なので、シェアさせてください。
症例写真は不鮮明なのも多いので、きれいなサンプルはありがたいです😄
Yさんは4日前から39度ちかい高熱がでていらしたという。
よく見ると、地の色(舌)が黒いのではなく、苔(コケ)が黒いのがわかるでしょうか。
◆黒いコケってなんなの?
中医学の観点から考察させていただきます。
これは「裏証」といって、身体の表面的な症状(カゼなど)から、身体の奥へ進んだ状態のひとつです。
灰色や、くすんだ黄色のコケ→変化して黒コケになることが多く、ウイルス性疾患の進行段階にしばしば見られます。
Yさんはちゃんと処置されて、熱を出しきったので、翌日には36度代まで下がったとのこと。大事にいたらず、今は回復期にさしかかったと思われます。黒コケは裏証(熱)のなごりでしょう。
ただし! 黒コケ有り&舌がべっとりじっとり水濡れ状態であれば、「裏証」の(寒)とみられます。
身体の奥まで冷えて、体の水が停滞した状態です。
しかし、Yさんの舌の全体は、明らかに潤いがなく、パサっとしている。かつ裂け目があるのがわかるでしょうか。烈紋、といいます。
「熱いお風呂に入って‥」というメッセージからも、しっかり熱されたことがわかります。
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すると、病邪としっかり闘えたのは良かったのですが、
これは「津」が枯れている状態と言って、滋養不足を表します。
闘って、熱で干上がって、身体の栄養スープが全部持っていかれた、みたいな状態です。
舌の中央奥の「腎」の反射区をみると、ボコボコして荒れていますので、ここからも、元気が消耗した状態が見てとれます。
かつ、普段はしっとりして滑らかなAさんのお肌が、乾いて赤みが出て、毛穴もひらき気味でいらっしゃいます。
もうこれは、滋養、休養、潤い、でございます。
温めるのもいいけれど、この1日〜2日は、これ以上体液が干上がらないように、栄養をキープしていただきたいです。
難しい仕事は避けて。面倒な案件も置いて😄
Yさんは、この冬に、とある除去手術をされましたので、ひょっとして抗生剤等の影響もあるかなと思われます。
抗菌薬や免疫抑制剤、副腎皮質ステロイドの服用などでも、黒コケが生じますので、クスリのデトックス中でもあるのかなと。
また、今回のような発熱はもちろん、断続的な精神的ストレスでも黒コケが生じることがあります。
私生活でも奮闘中のYさんは、3つ4つの要素が重なって、症状が出たと思われます。
痰や鼻水は消化活動で水びたしになった、あと始末中。
もしくはデトックス続行中かと思われます。
いずれにせよ、水が「上」に持っていかれちゃって、大放水中なので、足さなければいけません。
サプリメントで補うと、さらに「腎」に負荷がかかりますので(いっときは回復するように見えるけど長い意味での生命力の元が削られる)、
サムゲタンとか、ヤマイモのたっぷり入った煮物とか・・そういうものを「クスリ」として補っていただきたいです♡
◆後日談
翌朝の舌の写真をいただきました。

良かった良かった✨黒みがひいて、ツヤが出てきました
ひび割れがまだ残ってるので、引き続き滋養を🍲
でも、今度は舌辺と中央がよわよわしてきて、
胃腸や肝臓がお疲れになってきてるので、
ゆで卵や豆腐、煮魚とかあぶらひかえめのお肉で、タンパクをとって欲しいです。
入手できるなら梅醤番茶もぜひ。スティックとかで売っております。
体内のお水があがってきて、今度は水のコントロールが必要になります。(むくんできます)
熱すぎないお風呂で、ゆっくりおなかをあたためてください🛁
いつもクライエントさん達にご協力戴いています。


