出オチ! 


 

・・という感じですが、安曇野の図書室を整理していたら、懐かしい珍本が出てきたので御開帳申し上げます。

 

 
 

これがほんとのクロ歴史。一所懸命に塗ったのですが、ガングロというより肝硬変のようです。舞妓はんやギャルに叱られそうです。


こちらは2000年に企画、執筆した書籍なのですが、痩せ顔↔︎太り顔の比較を見ると、当時のMac加工にノスタルジーを感じます。


施術だ東洋医学だといっても、私の原点はやっぱり美顔の追求でした😆


 最近、皆様のセルラム美顔に燃えつつ実感するのですが、黒だ白だ…なんてフレームをこえて、その方なりの「持ち肌」というものがありますね。


例えば私の肌はどうしても内臓からくる黄みを帯びがちですが、それは常にクドクドを物事を思案する陰キャなので、脾経と言われる消化機能がエンストしがちだから


いやでもそれが自分の持ち味、ならぬ持ち肌ですので、たぶん一生涯「イエベ秋」です。ブルベ春とかに憧れる〜🌸

 

理由があって、この肌このシワこのタルミ、この表情。 

ですから、ただシミシワとって持ち上げればいいってもんではなくて、人様の思想ごとサポートできるよう、やっぱり全身美顔がしたいです。


 

上記に話を戻しますと、、これは美白の女王・鈴木その子さんの監修で書かせていただいた書籍で、

彼女の食養生理論を、学校の授業みたいな構成でおつたえしたかったんです。

 

 

そういう趣旨なので、アカデミックドレス(欧米の大学風)を着用してもらったら、「怖い」とクレーム殺到するやら、「魔除け」と拝むファンやら、物議をかもした遺作となりました。



睡眠時間が4〜5時間ほどの日々、お城みたいな社内を駆け回り、キッチンで奮戦するその子先生は、惚れ惚れするほどカッコよかったです。

 

ロダン、大観、シャガール、世界の逸品がドン・キホーテみたいに陳列されてた社内。

 

 

 

その子先生、5カラットの指輪をはめたまま、おたまを巨大カレー鍋に突っ込むので🍲、

 「あのう〜先生、、なんか指輪が黄色くなってます・・・」と言ったら、そのお化けみたいな指輪をガッと外して、

「これ、あなたにあげるわ!」

 

すると、お付きのお弟子さんたちが猛ダッシュで止めに入りました。「先生、それダイヤ!それはダメです!」

 

すると別ポケットからピンクの指輪を取り出して、手品かい指輪

「じゃ、こっちをあげるから。あなたうちの会社に来ない?」

取り巻きの担当編集者たちが猛ダッシュで制止しにきました。「早川!やめとけ!指輪にくらむな」

 

 

ーーというエピソードは何度か書きましたが、実業家の豪快な人心掌握術に対する驚きは、何十年経っても褪せません。

 そういう気っ風のせいか、彼女はいつも何百、何千ものお弟子さんやファンに取り巻かれてたんですが、これがみごとに色白の美女さんばかりでした。

 


美顔の素はやっぱり食事なのか。ヘルシーな「SONOKO」の食事を毎日召し上がって、摂食障害を克服した女性たちを中心に、うつ、アトピー、リウマチ、がん、とくに難しい精神疾患や神経症状が治って、顔つきがきれいになる女性ばかりでした。


これはどんな魔法なんだろう? 取材中、ずっと不思議な思いで眺めていました。

 

 

当時の食品ラインナップ。いまだ変わらぬロングセラー食品があります。

 

 


 

果たしてそれは「ごはん(米)をしっかり食べなさい」という、糖質必須理論によるものだけなのかな?

 

魅了されつつ、100%の確信に至りきらない状態のまま、その子先生が亡くなられて25年経ちましたが…

 

25年目のいま、やっと!


 

通っている東洋医学校のK教授が、先日、何気ない感じでポロっとおっしゃったんです。

 

「精神科を訪れる患者の90%はベロが膩苔(じたい)になっています」

 

膩苔とは、舌に白い苔が厚くべっとり付着している状態を指し、中医学の舌診で用いられる言葉です。


 一般的に、湿気の影響が慢性化していることを示し、体内の湿気を出すことが大切なので、運動による発汗など、水分代謝を促すと良いとされます。

 

水分だけでなく、K教授は「水と油の代謝異常(老廃物)です」とおっしゃっており、私も体内の油よごれ=「汚油」の排出が肝心かなと思っています。

 

そして師匠・うつみんこと内海聡先生も、精神疾患をもつ患者(断薬希望)への治療としては、よもぎ蒸しなど発汗によるアブラのデトックス&新鮮な油脂の入れ替えが効果的とおっしゃっている。

 

師匠二人とも、精神疾患とアブラとの関連性を示唆されているわけです。

 

そこで、25年目にしてようやくハッと気づいたことがありました。「SONOKO」理論って、糖質の重要性ばかりが注目されがちですが、鍵の一つが、ノンオイル調理なんです。

 

こっくりしたカレーとか、ジューシーなタンドリーチキンとか、フライしてないエビフライとか🍤

これ油抜きでどうやって作るの?という秘伝の調理ばかり。「あらゆる食材原料に、もう十分な油分が含まれているから」ということです。

 

よしりん(吉野敏明医師)の四毒抜きじゃありませんが、現代日本人は持ち前のDNAに反して、調理油(植物性)を摂りすぎて病んでることが多いのはたしかだと思います。

 

ご先祖様の時代から、たとえば鳥や小動物を仕留めてぺろりと丸ごと平らげてきた方はたくさんいたと思います(胃もたれするとは思います)が、

同量の植物油(たとえばオリーブ油)を一気に摂ったなら、、、イタリア人でもないのにそんなことを続けたら、身体はどうなるか。

 

何十個?何百個分?もの実をしぼる労力と技術、、、太古の昔からそんな食べ方をしていた日本のご先祖はおらず、そんな大量のオリーブ油を消化できる身体を持たない。もとより植物に含まれる有毒なアルカロイドを大量に消化できる身体を持たない。


獣や魚や植物にあらかじめ含まれる油分だけで十分なのに、今は、一歩外に出たらシャバは過剰な調理油まみれ。ですので植物油メタボは「抜く」「断つ」くらいで丁度よいというわけです。

 

内海先生は、有害な油を抜いたら、➕️良質な油を足そうというお考えですが、それは“実証”という体力ある男性だからだと思います。


中高年以上の"虚証"の体力すくない女性であれば、引き算するくらいで丁度いいんではないかと思います。

 

鈴木その子先生のまわりに集っていた美女達は、徹底的に毒油を抜いた食事をしたおかげで、身体だけでなく脳ミソ(ほぼ脂質)がととのったのではないか。


だから精神疾患がみるみる治ったんではないか。それが美顔の素だったんじゃないか。

 

というわけで、、われわれ日本人はメンタルが落ちたら、取り急ぎ和食か🍚。


「…と言われても、油抜きなんて、一体どうやって調理したらいい?」とおっしゃる方も多いですが、「煮る」「焼く」「蒸す」じゃだめでしょうか? 


植物油抜きしている方は、炒め物には豚さんや鳥さんの脂を使うそうです。それもだめでしたら、それこそ「SONOKO」のオンラインショップで、ノンフライお料理の数々を試されてみてはいかがでしょう。

 *料理に砂糖を使わない主義の方は「甘い😵‍💫」と感じるレパートリーも多いと思うので、お気をつけくださいね。

 

 

 

 

 それにしても、やっぱり魔除けですよね・・ @銀座4丁目
 
 

 

 

 

 

 

25年ぶりに考えさせてくれて、ありがたいですの木🌳