とてもユニークな測定&調整機を、施術に取り入れました。
このレトロなフォルム♩
終戦直下の昭和20年に岩手医科大学を卒業された、中谷義雄医師が開発された自律神経測定&調整機です。
体の組織や器官の異常は、交感神経の興奮として皮膚表面の通電抵抗力に作用する(電気の流れとして表れる)ーーーという生体メカニズムを利用し、顕著な電流量がみられるポイントを測ります。
昭和25年に、中谷博士が腎炎の患者から、腎経絡に相似した電流の連なりを見いだしたことが、この発明に繋がり、電流のつらなりは「良導絡」と名付けられました。
すなわち三千年の伝統を持ちながら鍼灸師の主観・経験値に依っていた、経絡経穴(ツボ)に流れる「気」というものを「客観的」に数値化できた西洋医療機です。
レトロ・シンプルながら、日本が世界に誇れるデバイスだと思います。
「良導絡」は昭和の医療界を席巻して、3万人以上の医師が研究学会に属して、患者を測定し、食事指導などの診療を行っていたそうです。
しかし製薬会社が台頭し、薬物治療が主流になると、このような手間のかかる診療を行う医師は激減
。

いま学会に属するのは300名ほどの鍼灸師が中心だそうです。
◆
私が本機に出会ったのは2020年頃、「ビワキュー関内指導所」でした。所長の「與安京子先生」は中医学の叡知の塊で、さまざまな示唆を与えてくれました。が、、
当時、東洋医学の勉強の浅かった私は、このデバイスを使いこなす知見を持ちませんでした💧
・・・勿体ない
。ちょっとだけ経絡経穴の知識を押さえれば幅広い測定・施術ができるマシンなのです。

使い方を動画にされている鍼灸院さんがあったので、紹介させていただきます。
メモリを目測する必要がありますが、これでじゅうぶんツボーー自律神経(交感神経)の興奮点ーーーを捉えて、明瞭な測定、生体電流ケアができるんです。
価格といい、使い勝手と良い、これならご家庭のお母さんたちが使いこなせそう。
下記動画のような解析をのぞむソフト(ノイロシステムビジョン)を別途購入し、PCにインストールする必要がありますが、
ホームケアをする分には、あまり必要ないかも?
ソフトがなければ測定グラフも手書きになりますが、くわしい症候解説テキストも購入できますし、
ただ気軽に、マシンの端子を、圧痛点(痛いところ)に当てて通電するだけで、相当のケアができます。
美顔器としても使えるのよ

もしかして日本発の元祖電気美顔器かもしれません。
昭和25年ですよ…。
仕事で使いたい方は、解析ソフト(ノイロシステムビジョン)を使って、症候状態や、押さえたいツボ図や、具体的な食養生のレシピを出力し、クライアントさんに渡せます(当院もソフトを使っています)、
これまで数十人の方を測定してみて思ったことは、今は環境が複雑すぎて、マニュアルを鵜呑みにはできないということ。
単純に「この経絡の数字が下がっているから、このツボを取って、この食事で温めて」というものでもなさそう。もっとバックボーンの考慮が要りそうです。
逆に言えば、ご家庭のお母さんが、最低限のツボや食養生、通電療法の知識を持って本機を使えば、誰もが「家庭医」になれるのではと思います。
だって家族のバックボーンは家族が知っているから。
治療所に行かなくても、ひとりひとりが家庭医になったらほんとうに痛快!
だってね、この数年のコロナ騒動で浮上した標準医療の闇以上に、代替医療も闇が深いと思うんです。
たとえばメタトロンやQuantumスマートなどの量子医療も良いけれど、まだまだ高額だし、測定者の波動がかなり影響するし、深く読み取れる測定者が少ない。
次世代シーケーシングで遺伝的解析とかも良いけれど、ご先祖ふくめた遺伝情報を際限なく明け渡せば、その先に何が起こるか?(私もやっちゃっていますが)。
そして、結局はオーダーメイドという名目で、渡されるままの処方(波動など最新テクノロジーっぽいものも含めて)足し算引き算するだけで、
自力で病の根っこ(潜在下)を掘るスキルはつかないという状態は、変わってない。






そうじゃなく、「自分で勉強し、施術し、自分でみつけた知見をシェアできる」人が増えないかなあと。
誰でも自宅で自主研究できる廉価なデバイスはないかな、と探してきて、それがこういうレトロマシンじゃないかと思います。
こんなやり方もできます。鍼灸師さんのように鍼を刺して通電させない、非侵襲性のやりかたです。
マシンの端子にこうして金属棒を接続すれば、ヒフを擦過したり、圧したり、圧電療法として使えます。
金棒や銀棒でなく、アルミ棒とか、電気が通ってマッサージできる棒ならなんでもいいと思います。
CS60の数倍、かつまったく異なる種類の電流操作ができます。もちろんCS60にも通電できます。
接続にフィットする導電性ゴムバンドを探すのがたいへんだった

いろんな器具に電流を通して実験したらいいわ♩
発売元の良導絡研究所さんに「えっそんな使い方ができるんですね」と驚かれましたが、日々が手さぐりすぎて、研究仲間が欲しいのよー。勉強会をひらいて行きたいと思います。