CS60やネオヒーラーなど磁力器具で、擦ったり圧してはいけない病態がある。
たとえば先日のクライアントMさん。施術や仕事を超えた大切な方なのだけど、
40度近い熱がつづき、歩けなくなった、食べれなくなった。と連絡を戴いたのは、元旦明けてすぐだった。
エッと驚いて車を飛ばし、自宅に伺ったら、彼女のがんが急変していた。
病位の皮膚が、ぽっっこり盛り上がり、蠟のように半透明になられている。
なにか生まれそうだ。いやもう生まれとる。
医療従事者のMさん細い息でおっしゃった。「これ、どうなってるんでしょう…」
これは…。これは……。
「何か、汚物が、溜まってるように見えます」。溜まってはいけない場所に。
炎症の「内熱」が盛んな状態と見え、体表はまっしろで血の気がない。
こりゃまずい。
患部も、患部以外も、下手に触れたら、汚物が全身に毒がまわりそう。
CS60は刺激が強すぎで使えないだろうと、デジタルのビワ温灸を持参しており、まずはイトオテルミーで燻させていただいた。
キッチンで青木さんのつくった薬膳スープをのんでいただき、カステラを舐めていただくと、少し顔色が戻った。もう、デトックスの段階じゃない。
標準医療は受けたくないと、いっしんに代替療法で励んでこられたMさんだけれど、一刻も早い手術をおすすめした。
現代医療では慢性疾患は治らない。
けれど外科と救急ーーー切る・焼く・盛る(薬)は西洋医療の領分だと思う。
交通事故で大出血した方に「レメディはいかが?」って言ってる場合じゃない。
果たして、総合病院を受診されたMさん、
(ハヤカワの)「見立ては合っていました。がんが組織を突き破って外に漏れてました…」
と、壮絶なお身体で、病院で再会できたのは3週間後。
6時間におよぶ大手術を終え、強運と腎力と人徳で、一命を取り留められた。
お贈りした曼荼羅が病室に貼られていた。これはいま最強の護符ではないかと思います。私も待ち受けにさせて戴いてます。佐藤シューちひろさんからのシェア。
Mさんの壮絶体験は、多くのがんサバイバーの参考になると思うので、またご本人の同意を得てシェアさせていただきたいです。
こういうCS60もネオヒーラーも使えない容体の処置として、温灸を家庭に一つもっておくと保険になる。改めて思いました。
たとえば、
イトオテルミーはコンパクトで廉価であり、専用の線香はいざという時の胃腸薬にもなる。
施術も購入も、こちらクリューソス田中朗江さんのサロンがおすすめです。
デジタル顕微鏡による●●の観察など、マニアックなメニューがあって楽しいよ。
でもイトオテルミーは煙がNGの場所では使えない。
一方、電源が必要とはいえ、安定して使えるのは「ビワキュー和(なごみ)」。
たくさんデジタルお灸や温熱機を試してきましたが、個人的にはこれがおすすめです。
デジタルながら10Wと省電力で、ポータブルバッテリーでも十分な施術ができるエコっぷり。
冷えた身体を芯からあたため、どんな容態に対しても、強くも弱くも施術できる。
価格も十数万円と、本格プロユースなのにかわいい。
ビワキューの療法師にならなくても購入できるので、ご家庭のママさんたちが多く所有しています。
そもそも1500年前に中国から伝わって以来、日本独自の民間医療として独自の進化を遂げた「びわ灸」。
ーーをさらにデジタル進化させ、火をつける必要なく、びわ葉エキスともぐさの熱線を調和させ、身体を温め、気血水の流れを促し、生体波動を調整すべく開発されたビワキュー。
圧力をかける必要はないけれど、私は2年間ほど試行錯誤して、これなら一挙両得、いや五得かもという方法にたどり着きました。
CS60のように面で強めに圧したり、またはエッジで擦ったりしながら、電磁波や帯電した電気を抜き、経絡やツボにしっかり捉えつつ、➕オイルセラピーを
施す。そんな、おかわりがいっぱいできるライフハック。
このオイルとエッジを使ったツボ押しや経絡ドレナージュが、とても良いです。
圧力をかけるバージョン専用のキャップ(グレー)もあります。こちらも鉱石を練り込んだ特殊加工です。
2020年、コロナの真っ最中に熊本で学ばせていただいたビワキュー、こと「ビワ温圧療法」。
ビワキューの仕組みについて再度まとめてみました。
ビワキューの特徴
●特殊セラミック板
器具の特殊セラミック板から透過光線が放射され、専用ビワエキスの主成分である葉緑素に光の波長が当たることで、生体の波動を整える。
同時に遠赤外線が放射され、エキスの体内吸収を助けて生体に熱刺激とツボの刺激を与えることで細胞の活性を促し、自律神経のバランスを整える。
●マイナスイオン
特殊セラミック板と専用エキス、それぞれからマイナスイオンが発生。プラスイオンである体内老廃物の排出を促し、イオン交換を行うことで免疫の活性を助ける。
●蘇生波長
器具のゴム部に特殊加工が施され、そこから独自開発した波長を放射。有害電磁波や食品添加物、放射能、ストレス、薬害などで生体電流が乱れた人体に対し、蘇生波長をバランスよく与えて電流を整え、免疫の活性を促し、有害な波動を退けるよう働きかける。
●ビワ葉エキス
「ビワ葉エキス」「ヨモギエキス」「ヒノキチオール」を混合した、ビワキュー専用エキスを使用。長年ファンに信用される独自の配合となっており、傷病や虫刺されに、耳鼻咽喉に、目のトラブル時に、筋肉・関節のトリートメントに、美顔ローションとしてさまざまな多用途で使用できる。
↑衣類やリネンに垂らすと染みが抜けなくなるのが難点。逆に、藍染めならぬ「びわ染め」として染めた布を持ち歩けば、緊急時の止血帯や、手当て帯として使える。
ビワ療法と人類
●自然療法の王様、ビワ
古来よりビワは様々な薬効があることで知られ、古代インドの仏教経典『涅槃経』では、ビワの木を「大薬王樹」(薬効の王たる木)、葉を「無憂扇」(憂いを無くす扇子の葉)と名づけ、高い薬効を称えている。
「大薬王樹は、枝、葉、根、茎ともに大薬なり。病者は香をかぎ、手に触れ、舌で舐めて、ことごとく諸苦を治す」。
ビワ葉に含まれる有効成分の中でも、アミグダリン、クエン酸、リンゴ酸などの有機酸は、胃の強壮、余分な水分の排泄など消化に欠かせない作用をもつ。
『中薬大辞典』によると、ビワ葉は「肺を清め、胃を和ませる。肺熱による痰咳、胃熱による嘔吐を治す」。
タンニンやサポニンが含まれているため、痰や咳、炎症を和らげるためにも用いられる。直接肌に塗り込んだり、湿布として外傷の手当てにも。
特に「アミグダリン」は、ビワをはじめ、ウメやアンズ、モモなどバラ科植物の青い果実や種子、葉などに含まれる成分で「ビタミンB17」と呼ばれることもあ
る。アミグダリンそのものは毒性を持つ青酸化合物だが、単体ではなく植物としての全体のはたらき、毒性が分解される過程などの研究論文が増え、政府の牽制の一方、市民にその作用が知れ渡っている、
広く食品に利用されるほか、漢方ではおもに気管支炎や鼻炎、蓄膿症への処方として配合される。
ビワの作用について、こちら金玉さんの記事は必見。
●ビワ葉療法の歴史
ビワの葉を使った自然療法は、約1500年前に中国の僧医によって、仏教とともに日本に伝えられた。当時、聖武天皇の奥方である光明皇后が創設した「施薬院」(現在の病院の原型)で、病に苦しむ人々の救済のためビワ葉療法が用いられた。
それと共に、全国各地の寺社にビワ葉療法が広まり、寺の境内にビワの木が植えられ、庶民の生活に浸透したと記されている。
当時のビワ葉療法は、火であぶったビワの葉を患部に当てる手法。その後江戸時代には、ビワ葉の上からもぐさでお灸をするという、二つの薬効を用いて治癒力を高める方法が編み出された。
●現在のビワ温圧療法
やがてビワ葉ともぐさ、さらに指圧の効果も加えた「ビワ葉温圧療法」が一般に定着。
その後、煙を嫌う風潮が高まったため、電気を使い、煙が出ず臭いもない現代のビワ温灸器「ビワキュー和」が開発され、家庭でも安全にビワ温灸を行えるようになった。
どうぶつにも使えます。温めたり、不要な電気を抜いてやれます。