常時、50種くらいのお茶……ハーブ茶、漢方茶などをストックして、施術後にお出ししています。


たった一杯のことだけど、気に入ってくれて、ご自分でお取り寄せして飲むようになったら、健康状態が変わった!というご報告もあるので、馬鹿になりません。

 



さて先日、クライアントKさんからこんなおたよりをいただきました。




このブログの読み手は、あれを接種しない少数派さんが多いと思いますし、「金属」の摂取にも用心されているかと思いますが、遷移金属の代表選手で錆びやすい「鉄」は、いま本当に摂取を慎重にしたほうがいいミネラルだと思います。


錆びやすいだけではないの。どうか高周波との関連もお調べになってください。

 

ヘモグロビン12.0g/dl以下、フェリチン12ng/mg以下というのは、たしかに低い数字。ですが、不正出血が1か月も続けば、鉄欠乏性貧血にもなりましょうし、しばらく生理が止まっても不思議はないと思います。


お注射のシェディング説がありだとすると、ダメージを受けた婦人系を、せっかく身体が調整してくれているのに、ホルモン剤は必要かな?と思います。その「症状」は病気じゃなくて自己治癒かもしれない。

 

それから目標フェリチン100って、そんなに上げてしまっていいかな、ほかに見るべき項目があるはず、他院でセカンドオピニオンをとるのもいいかもしれません。

 

以前Kさんへの食習慣聞き取り(※)から、消化器にカンジダやピロリのあった可能性があり(そういう方に施術すると、事後に胃痛や嘔吐感が生じることがあります)、ブルーグリーンアルジーの摂取後、軽いダイオフ現象を起こしていた可能性があります。


(※小麦粉食品摂取がそこそこ多く、摂ると軟便や下痢になることがあるとおっしゃる。私もそうでした)

 

ダイオフ直後でカンジダの阿鼻叫喚が残っているときの鉄摂取がまた、よくないんです。こちらかわせ先生の見解 がわかりやすいかな。

 

そもそも、SIBO、ピロリ、カンジダなどによる消化吸収障害があるときは、鉄欠乏状態になりやすい。


そして消化吸収の問題といえば、今、がぶがぶ重曹を飲んでいる方も多いですが、カンジダの増殖に作用するなどのメリットも期待できる一方、胃酸分泌量を調整するという意味では注意したほうがいい。胃酸が足りなければ、これまた鉄やマグネシウムなどミネラル吸収力が落ちます。

 

私は現在、やや胃酸分泌過多な感じで、なやましい点もありますが、いろいろな条件を考えて重曹の飲用はストップしています。重曹+クエン酸はやっていますが、やめたほうがいいのになという方がたくさんいます。

 


貧血の要因としてさらに考えられるのは、体に炎症が起こっているために、鉄の代謝機能そのものがストップしてること。これは鉄を補充してもむだになるので、まずは炎症を止めなきゃいけません。

 


そして先日の記事のような枠珍接種と鉄摂取の問題。


ひとくちに鉄サプリの摂取といっても、多方面から考える必要があるんですね。


分子整合栄養医学って、数々のレイヤーから研究されていて感心するけれど、基本の基本が「足りない栄養を足しましょう」なので、このめまぐるしい時代をサバイバルするにはじゃっかん鈍重。

 

足りない栄養をサプリメントで足して足して足しまくって90、100歳まで健康に生きる人っているのかなあ。


 

じゃあ貧血さんはどうすればいいんだよーというと、たとえば筋腫が育たない食・生活習慣をするのが一手だと思いますが、食養生については話が長くなるのでまた別記事に。

 

私だったら、ここは主治医に従うのであれば、身体が動けるていどに鉄を補充したあと(本当は鉄だけの問題じゃないけど!)、経血のあった後など頓服に切り替えてゆくな、


今日施術したクライアントさんも鉄分は頓服派、「オーリングテストを身につけたら、いま自分に必要なものが選べるようになり、サプリの量が減りました」と仰っていました。

 

自分に「これを摂取したい」という意向があっても、身体から「違う」と教えられるんですって。

 

いいじゃん! それですよ結局はと言っていたら、


「早川さんが教えてくれたんですよ。ネットで見るサイトなども、頭ではなく筋反射で選べばいいと言ってました」。

そんなこと言いましたかね。

情報や人に依存せずにセレクトしようとおもえば、まずは自分の体に訊くのが一手かと。


 

セルフのオーリングテストって、どんな方法がよいの?

とよく聞かれるので、クライアントの鍼灸師さんに教えてもらった、最もシンプルそうな方法をご紹介しておきます。↓


 途中で切れたけどいいや。

最後のサプリメント、たとえば亜鉛を摂りたいなら、精製品、抽出品よりもこういうミネラル食品がおすすめです。良い企業です。



で。対症療法としての鉄、その前に筋腫や炎症をあおらない食養法、その中間に漢方はどうだろう。  


僅かな鉄でもフルスロットルで生かせる良血体質になるために、貧血湯こと四物湯はいかがでしょう。

 

これは誰にでも扱いやすい漢方だけれど(冬の鍋ベースにもよい)、とくに体力虚弱で冷え症の方に向いています。

エネルギーあるKさんには、それこそ先日記事で紹介したチャガ茶もいいかもしれません。

 

ここからの世界は、選択肢がいっぱい…といえない状況になるかもしれないので、今のうちに自分に合うものをストックしておきたいですね。