油断は禁物熱痙攣 | PACスタッフのブログ ~加圧トレーニング スタジオ~

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東京都世田谷区等々力にある隠れ家的スタジオ。。
女優やダンサーも通うレーニングスタジオPAC(パック)のスタッフが、日常の出来事を赤裸々につづっています。

こんにちは。チーフトレーナーの大橋です。

 
昨日は久しぶりに晴天となり、とても熱い一日でしたね。身体を暑さに慣らすことも大事ですから、暑い日でも多少の外出をお勧めします。
 
ただし、熱中症には警戒しなければいけません。
 
熱中症シリーズで、今回は熱痙攣についてです。
 
熱痙攣は痛みを伴った痙攣で、所謂筋肉がつった状態を言います。
 
暑い環境で長時間や、激しい運動をした時に起こりやすいので、アスリートや夏に激しい運動をする人にとっては1番多くなりやすい熱中症の症状かもしれません。
 
殆どの熱痙攣によるつりは1〜3分程度で治りますが、酷い時は数時間続いたり、1回治っても何度も繰り返してしまいます。
 
熱痙攣が起こる原因として、
・運動による筋肉の疲労
・大量の汗や尿による水分の損失
・大量の汗による塩分や電解質の損失
 
上記が原因で熱痙攣が起こるので、暑い環境での運動や練習中、試合中によく起こります。
 
熱痙攣の症状としては、
・痛みを伴った、目に見えてわかる筋肉の痙攣
・局所的な痛み
・脱水症状
・喉の渇き
・大量の発汗
・疲労
 
上記の症状がどれか一つ、もしくは複数起こります。
 
筋肉が完全に痙攣する前に、筋肉のうずきや刺すような急激な痛みが起きます。
 
このような状態を感じたら、すぐに休憩をとり、水分を補給して安静にするのが熱痙攣を防ぐ方法です。
 
まれに重度な熱痙攣が起きます。5分以上の痙攣や痛みが全く引かない場合や、何度も繰り返してしまう時は、すぐに病院に行く事をお勧めします。
 
熱痙攣になってしまった時の対処は、まずは安静にしてストレッチ。ゆっくりじっくりと伸ばす事がポイントです。
そして、塩分と電解質を含んだ水分、もしくは食品を摂取します。
 
大抵なこの処置で治ります。熱痙攣が治ったら、基本的には運動や練習や試合に戻っても大丈夫です。
 
ただし油断は禁物です。仮にも熱中症になってるわけですから、その後症状が悪化する可能性がありますので、本人も周りも症状の観察を怠ってはいけません。
 
軽い症状でも一歩間違えれば重症になる恐れがあります。
これから夏本番となってきますので、十分に警戒して下さい。