※公開講座の利用者で、希望者には一年間利用限定の図書館利用証を発行してもらうことが出来ます。発行してもらったので、今日は一冊借りていくことにしました。私は、まだ紅楼夢を読んだことがありません。『紅楼夢入門』という本を見つけたので、この本を借りることにしました。
本日、2回目の公開講座に参加しました!学生時代の復習(漢字の音訓、熟語の構造、漢文の構造、漢文の訓読、書き下し文)。実際の漢文購読の方は、梅堯臣(ばいぎょうしん、1002-1060)と言う北宋の詩人の『范饒州坐中客語食河豚魚』。タイトルの意味は、『范仲淹を迎えた酒宴でも、「河豚」の話題でもちきりだった』。
☆興味のない方は、以下スルーしてくださいね(^^)
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(『范饒州坐中客語食河豚魚』の本文意味内容は、以下)
春の川の中州にはオギの芽が出、岸辺では柳のわた毛が飛んでいる。
フグはこの季節になると、他の魚やエビとは比べられないほど高価になる。
その姿が奇怪なだけでなく、その毒もまた加えるものがないほど激しい。
腹を膨らませれば、大きな豚のようで、目を怒らせば、ちょうど呉の蛙のようである。
調理時にもし正しいところを外せば、喉に入って(毒が)鋭い剣となる。
このように(死んで)身体を失ってしまうならばどうして必ず口に入れなくてはいけないだろうか、いや、その必要はないだろう。
満を持して南方の人々に質問すると、皆集団で反論して重ねて自慢する。
皆が言う。「(フグの)美味しいことは限りない。だれが言おうか。麻のようにばたばた死ぬと、(いやそんな話は聞いたことがない)。」と。
私は議論しても(彼らを)説得できず、一人考えこんで空しくため息をつく。
(昔)韓愈は、潮陽に来て、はじめは籠の中の蛇を食べるのを嫌がった。
(一方)柳宗元は柳州にいたが、美味いと言ってガマガエルを食べた。
この二つは憎らしい生き物ではあるが、命に悪影響はない。
(一方)フグの味は過去に比べる物がないほど美味だが、その体内には限りない毒を持っている。
(歴史書に)「絶世の美女は、それにつりあうくらい非常に悪い点を持っている。」
(とあるが)この言葉は(真実を述べていて)実にほめたたえるべきだ
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