何故だかこの秋、結婚式に参列する話が2つも舞い込む
正装で列席しなきゃならない場面なので、和ダンスから黒留袖一そろいを引きずり出す
洋服じゃないの
そう、ドレスにしたいことはしたいのだが、洋装の正装というのは面倒なのだ
まずは昼と夜で服のデザインが違う。
次、金銀白のハイヒールを今は持っていない
唯一夜の正装(つまりイブニングドレス)があるにはあるが、大昔もっと細かった時代に買ったものなので、、
ううううっ、これ着ようと思ったらあと10㎏は減量しなきゃならない。
なのでこの度は、和装の正装で式に2度臨む
そうよわたしは黒留袖なにを隠そう
2着持っているのだ
ひとつは、わたしが若いころお嫁に行くわって時に作ったもの、も一つはもともとは母親のものだった留袖
なので、10月と12月それぞれに違う着物を着用する予定
10月には花の柄のこの着物
これです。
和装の面倒なところは、例えば梅の柄は2月、紅葉や菊は秋
って、季節の決まりごとがあることなのだが、単衣、絽、含めて12着黒留袖用意するわけにはいかないだろう
よくよく、着道楽の大金持ちならいざ知らずだ。
なので、このように四季折々の花がいっぺんに描いてある
もう一つは船の柄、母親のものだっただけあってこっちの方が刺繍が入ってて豪華だ
見た目は地味か
ついでにひと揃え式場に持って行って、着付けは頼むことにした。
わたしは大昔、今でいうレセプションアテンダントであった時期があるので、着物は一人で着られる。
最盛期は立ってる場所と手鏡があれば10分で着付けは出来た
わたしの正装用の帯はこれです
いささかくたびれ始めているものの、今時珍しい丸帯なのです
とてつもなく重いもので、締め上げるのに是非男手が欲しい。
したがって、着付け自前でするのならばお父さんおよび、息子に帯締め係を委託することとなる
このようなものを着つけてうちから式場まで行くのは気が進まない
さて、これで準備万端と思ったらΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
船の柄の方の着物に袖に大きな染みがある😱
もー、今気づいて良かった12月までにはなんとかしなければ
駅前に染み抜き、いき洗い、洗い張りの専門店があったはず、これは専門家の手に委ねなければ、、。
中性洗剤つけてゴシゴシ擦ったりしたら更に事態は悪化するかもしれないのだ
早速電話して事の次第を話し、着物を持ち込んだら、、
そのような目でみると大分、汚れや染みが出来ている。
本来ならば比翼の裏地は変えた方がいいし、いっぺん洗った方がいい
染みは何とかしてくれるって、はあー-良かった
比翼の方は後日なんとかして、今回は洗いと染み抜きを依頼
弱水流で洗濯機で洗ったりしたら、必ずや事態は更に悪化することになるだろう。
だが困ったちゃん問題はこれで終了しなかった
なによこの冗談みたいな半襟
小紋かなんか着た時、和服も大正時代のトレンドに戻ったのさ
とか嘯いて、長襦袢にこんな半襟つけたに違いなのだ
半襟も付け替えなければならない。
白の半襟のひとつやふたつはどっかにあるだろう
この段階で、なんだか疲れてきて、、
やっぱり、13号サイズのドレスと金か銀のハイヒール買い込んで、これまた母のものだったバロック珠の真珠のネックレス首にかけて臨んだ方が楽だったんじゃないか
って、思い始めるわたしであった。