わたしには引きこもりの才能がない
ヒッキーやってられるのってある意味才能だと思う
スタジオラッキーキャット専属ピアニストなんぞというわけの分からないピアニストではなく、立派なピアニストになるためにわたしに欠けている才能のひとつが引きこもり
だって、ピアノ練習してるとついふらふら出歩きたくなるんだもん
なので、運動不足解消という名目で本音は出歩くのが好きなので、日々近辺の巡回は怠りない
その分ピアノの練習は怠っている
スタジオラッキーキャット専属ピアニストなんざその程度の練習で間に合うのでそれでいいことにしよう
その日々の巡回でぶっ飛んだ情報をゲット
うちの近所にかつてはユーカリの大木を有する。今はユーカリはないが、山手地区の洋館に負けない洋館がある
公開している洋館でなくて、立派に個人所有の洋館
昨日今日建築された家ではない。大正元年建造の横浜市認定歴史的建造物です
ユーカリの大木切り倒されし後もそれはそれは趣のある平屋の洋館、広い庭があって小道を伝って玄関までたどり着く
という、わたし如きは心から憧れる造り
木々花をそして果実を季節ごとにもたらす、その横の小道を通るだけでも癒される
ところが、わたしの巡回の日々がもたらした情報
この洋館うちの近所からなくなる
ええええ、待てよこの家横浜市の認定歴史建造物でしょうか取り壊しなんてありなの横浜市責任取らないの
いやいや、港の見える丘公園前の交番の裏の空き地に引っ越しするんだと
ついでに、三毛子たちの家はすぐ近く、うちよりはるかに近く
だが、どうやって移築するんだろう
うー-ん、昔は良かったな。この洋館が近辺から消え失せるなんて夢にもおもわずに済んだ
あのユーカリの大木があったころはこの洋館の前通るたびにオーストラリア旅行したことを思い出した
匂いは記憶ともっともよく結びつく、ってのは本当のことだ
うちの近くから歴史的建造物じゃないにしてもお屋敷が消え失せ始めてから久しい。
あの洋館よ。お前もか
洋館がうちのご近所さんでなくなるまで、あとひと月くらいだそうだ
このおうち、今や個人の所有でなく横浜市の所有であろうから、ではでは遠慮なく撮影させてもらいますよ。
地所が誰の所有かまでは知らない
近所の住人によると多分こじゃれたアパートが建つのであろう。とのこと。
緑濃きお庭の奥にある洋館。
洋館の全貌、港の見える丘公園の裏の今は空き地に移管される
洋館のお庭の夏ミカンの木。花は散り始めているが未だ馥郁とした香りが漂う
なんだか、うちの近辺ますます住みにくくなってきた気がするな
コロナ前まで、横浜市の観光課に違いないとこから、この洋館近辺のお散歩ルートは「緑と洋館の巡り道」つー、キャッチフレーズでパンフレットまであったんだが、あれはもう無しになったんだろうな。
ついでにうちはこのルートからは外れてる。
まだ、あの広告生きてたら来年のGW明けには、、。
「洋館なんてひとつもないじゃない。緑たって、しょぼい木とジャングルの空き家じゃないのよ」
って、横浜市に苦情が殺到するに違いない