■ここに二つの仕事がある。一つをタイプAとする。そして、もう一方をタイプB。双方私から見れば隣りの係りの助っ人仕事。
■タイプAは、全員対象の当番制。あまねく順番が回ってくる。現在20人で処理に当たり、一人当たりの一日の処理件数、強制的に約30件。個人的に超苦手な仕事。本日、その仕事が私に割り当てられていました。
■タイプBは、数人でこなす選抜制。特化された業務内容に適したスキルを持つ者が処理する仕事。一人当たりの処理件数は実にまちまち。そのため処理しきれない件数が溜り溜まって大変なことになっている状態。個人的に「昔取った杵柄」。
■隣りの係がパニック状態になっている本日、タイプAの当番が憂鬱で、どんよりと出勤したら、責任者と直属上司がが待ち構えていたように「今日はタイプAの仕事はしなくていい。ほんの少しだけでもいいからタイプBの仕事を頼まれてくれませんか?」「事態は急を要しています。その分、あなたの本来業務も後回しにしていい。」
■「はぁ…。でも私ここに来てからやったことないですよ?」と、少しだけ牽制したんですが、「構いません。絶対できる。内容がある程度特化されているから大丈夫。」「今はタイプAの3人より、タイプBの一人がほしいんですよ。」と二人がかりで説得され、仕事をする環境を作る所から自力で始めました。
■タイプB担当の他のメンバーから遅れること70分。おっかなびっくり業務に取り掛かりましたが、終業までには、処理件数トップになっていました。その代わり思い出し思い出しの仕事だったから、カンを取り戻すのが大変だったし、根を詰めたので疲れた…。
■責任者に本日の業務報告をして退社しようとしたときに「すみません、明日もお手伝いお願いできますか? 正直こんなにハケるとは思ってなかった。すごく助かります。できれば、この事態が収束するまでずっと力を貸していただければありがたいんですが…。」
■「そうですね…。今後一切タイプAの仕事をしなくていいってお約束いただけるなら…、その上でウチの直属上司の判断でGOがでれば、継続してお手伝いはできると思います。」と答えておきました。
■帰り支度を終えて、ロッカールームから出たところでウチの直属上司につかまりました。「隣りの責任者から、何か聞いてます?」と。「あ、さっき明日からも助っ人してほしいって言われました。」「あ、話は通っているんですね。だったら、助っ人行ってあげてください。僕からもお願いします。」「はぁ。タイプAの仕事は?」「あ、他の人割り振りますから大丈夫です。タイプBの助っ人を優先してください。」………よっしゃぁあぁぁぁあ……!!!
■タイプAの免除で、すごぉーーーーーく気が楽になったし、タイプB担当の他のメンバーからも過剰なくらい感謝されました。安泰。もう使うことはないと思ってしまっておいた「昔取った杵柄」は朽ちてはいなかった。すべて忘れてしまう前に使うことができてよかった…。上手にそそのかされたのかもしれないけれど、結果が出ているため、いやな気分は皆無。
■助っ人稼業は続きます。がんばる。コレを乗り越えたら●●●だし♪
■人事異動の季節。私の職場の人も1人転出することになりました。正直言ってほっとしています。日本語が通じない、かつ、周囲の状況から判断して物事の優先順位をつけるってことが出来ない人。ことあるごとに職場をさんざん混ぜっ返して何度も業務を停滞させたトラブルメーカー、肩書きを持ったこまったちゃん。この度めでたく転出となりました。万歳三唱。
■念のために言っておきますが、「日本語が通じない」という表現は、本当に事実を示しています。例えば、「今後始める新しい業務について、GOサインを出すのは誰ですか?」と質問すると「それが先日から打ち合わせの際に先方と検討して開始時期が大幅に遅れる可能性が出てきたこともあり…」と続く。「ちょっと待って。誰ですかと尋ねられたら、誰ですって答えて欲しいんですが…。」と返すと「ですから、リスケジュールの必要性が出てきたことから更に詳細な点の打ち合わせ実施について検討中で…」と延々と続く。何度尋ねても同じ状態です。結局会話が成立せずこちらが知りたいことに毎回辿り着かないんです(この人は健康診断の問診票にさえびっちりと真っ黒くなるまで余計なことを書き込むだけ書き込んで、結局丸は一つもつけないんじゃないかと思います)。
■とてもマジメだし、悪い人ではありません。おそらく本人も「自分が誰よりも正しい」と思いこんでいるでしょう。だからこそ始末が悪い。日本語で会話が成立しないため、どんなに説明しても理解してもらえない。マジメの方向が完全にズレているために、あらぬ方向に無駄に全力を注ぎまくって暴走する…。本人ものすごくマジメなつもりでしょうが、効率が悪いなんていう以前の話。率先して残業しているようですが、その割に担当の業務が全く進んでいなかったりして、代わりに周囲の人間がそのしわ寄せを喰らってしまうんです。2ヶ月ほど前、仕事が忙しいからって、自分の担当業務を他の人に緻密に割り振った一覧表を作成して提出しやがりました。忙しいのはみんな同じ。そんなもん作ってるヒマがあったら、自分の仕事を捌けよと誰もが思ったのですが…周囲の人間は「あの人はそういう人だから…」と諦めています。だって、意見を言っても日本語が通じないし、本人自分が誰よりも正しいって思っているから、他人の意見を聞き入れる姿勢など皆無で、説明するだけ無駄になってしまうんです(さらに、誰かと会話をしているような音量で独り言を言う。唸り声、いや私たちには解析できない言語なのかもしれないけれど、そういう音声だったりすることもある。一説には上空500000mの電離層最上部辺りに待機している地球外生命体配下の母船と通信しているんじゃないかと言うウワサまで…恐怖です)。
■…………………………そんな人が職場の隣の席にいます。日々ものすごいストレスになっています。正直つらい。我ながらできるだけ接点を作らないように努力しつつ、良く耐えてると思う。本当に思う。同じ内容の仕事じゃないのがせめてもの救い。
■そんなこまったちゃんが、この度めでたくご栄転の運びとなり、私もギガトン級のストレッサーから解放されることになりました(地球外生命体との母船通信に伴う未知の電磁波やノイズからも…)。その人の抜けた穴に欠員補充はありません。でも誰も困っていません。寧ろ、今まで以上に仕事がスムースに進捗するでしょう。今回の転出は私にとって、夏越の祓とも思える事です。これ、喜んでいいことだよね?
■………………………………………………吐き出したからすっきりした………………………………。こういう風になってはいけないなぁと思うし、他人様のことをこういう風に思う自分も嫌いだけれど、本当に嬉しい。心から嬉しい。せめて、こまったちゃんの次の職場がこまったちゃんの特性に適合していて、仕事がちゃんと回りますようにと、祈らずにはいられません。