戦い済んで…。 | ひっそりブログ「とりあえず。」

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■帰宅いたしました。楽しかったですよ、しものせき海峡まつり。流石に三度目、それに今回はほとんど付き添い状態での参加だったので、ものすごく気が楽だったし、お天気も薄曇程度で日差しからのダメージも受けず…あんまり疲れもないまま終わった。いいことだ。


■今年の役柄は平 時忠。…だったはずだけれど、背旗がありませんでした。……っていうことは、誰でもないってことでいいんだな? と勝手に解釈して、かなり遊びました。最初、背旗がないのがちょっと不満だったけれど、程なくして背旗が無いから楽しいって事に気づきました。半分くらいはやりたい放題だったかも。


■着装…鎧の縅の色は当日現場に行くまではわかりません。足袋や巾着は、できるだけ鎧の縅の色に合わせたいので、現場には赤系、黒・紺系、緑系のものを持参…今年は朱色がメインの縅だったので、足袋は朱に蝶の文様、小物を携帯するための巾着は赤の印伝、それに弓懸代わりの臙脂の手袋を着けました。かなり派手好きな武者に見える感じになりました。まぁ、若作りってヤツかな? 実は去年出た時は、籠手をきつめに締められて、微妙に動きにくかった。だから、今年は、籠手を少しだけ緩めにしてくださいって、着付けの方にお願いして、かなりラクな感じにしてもらいました。


■メイク…男役はノーメイクで来いという事前通知がありましたが、「戦装束は死に装束になるやも…」という心がけから、毎年がっちりと、既に化粧というよりは塗装の状態で塗っていきます。これもちゃんと研究済みなので、歴史まつりには違和感無く馴染むように施せます。最後まで崩れなかったし、日焼けもしなかった。


■主…今年の主上(安徳天皇)はあまりに可愛いので「こんなこと聞いてごめんね、男の子? 女の子?」と尋ねると「女の子ー♪」…やっぱりなぁ…ほっぺや口元がとってもはんなりした雰囲気があります。「何歳?」と聞くと「ねんちょうぐみー」と答えてくれました。体格も恵まれていて、花のある美幼女さん。畏れ多くも一緒に写真に写っていただきました。


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■待機中…結構遊びました。腰まである乱髪に引っ立て烏帽子、結構目立ちます。途中何人かの方に「これはカツラですか、自髪ですか?」と尋ねられました。もちろん自髪です。後は、写メったり、他人様の武具で遊んだり…。現場で快く長刀をお貸しくださった武蔵坊殿、ありがとうございました。


■行列…去年と同じルートだったです。唐戸からカモンワーフ、海に突き当たって左折、ボードウォークをゆっくり東へ進んで、メイン会場まで…。途中、数箇所で勝鬨を上げます。今年は音頭取りの指示で抜刀しました。かなり長さがある太刀なので、女武者の皆様は、かなり苦心していらっしゃった方もちらほら…。私? 全く大丈夫でした。普通に抜いて、普通に掲げて、普通に鞘へ収めました。楽勝。


■船合戦…乗船番号「平B11」。少し軽装の胴丸鎧風に侍烏帽子をつけた男性従者2名と、私と三位中将重衡で乗り込みました。船上で待機している間に左舷前方に腰を下ろしていたんですが…船合戦が何の前触れも無く始まってしまい、立ち位置を変えることができず、そのまま船べりの低い柱に足を引っ掛け、転ばないようにして仁王立ち状態で過ごすしかありませんでした。折角仁王立ちなんだから、もっとガラが悪そうに見えるように…と抜き身の太刀を肩に担ぐようにもって、左手で観客に手を振ります。


■今年は微妙にうねりがあって大変かも…って思っていたら、開始早々に大型船の引き波を3連発で食らって、振り落とされそうになりました。どおおん、どおおん、どおおんと…えらい勢いでぶつかってきたもんなぁ…。他に乗り込んでいる人たちは大丈夫かと振り返ったら、三位中将と従者2名は結構しっかりつかまっていられる場所を確保していました。心配して損した…。


■笛…今年もこっそり愛笛東雲丸を持ち込んで、波の上でちょっとだけ吹きました。武者の格好で吹く笛はねぇ…ちょっとだけいつもよりも気分良く吹ける気がするのよねー…。壇ノ浦の波の上、さらに武者の格好してるわけでしょ? なんかこう…高揚してきちゃう感じ。割り当てられた役は50歳代のおっさんの役だけど、気分的には敦盛くらいになってるんですよ。この感覚は、実際に笛を吹ける人間が、武者のいでたちで、壇ノ浦の波の上にいないと味わえないものだから、今のところ他人に共有できない私だけのものだと思う。


■んー…♪ やっぱり楽しいなぁ、海峡まつり。今から824年前への時間旅行が楽しめる貴重な体験。これからもずっと続いていってほしいと思います。当日お世話になった皆々様方、本当にありがとうございました。