■終わっちゃいましたねー…電王。最終回、泣いたり笑ったりをめまぐるしく繰り返しながら楽しく観て浮かれまくっていたので、一日たって、かき混ぜられた気持ちが静かに沈殿するのを待って、今更ながらここに書いてみる。諸所突っ込みどころはあるけれど、楽しく明るく観られる最終回で本当に良かった。まだ少し余韻を引いてる感じ。とてもいい余韻を…。
■一瞬だけ状況が繋がらなかったのが、モモの「二人きりしかいねぇからな…」のシーン。……あれ? リュウタは…? その後、ビルから落下する良ちゃんを助けたシーンの二人の会話で、「ああ、そういうことだったのね」って補完はできたけど、どうやら予告や雑誌で見かけた食堂車でナオミちゃんに励まされてるシーンがまるっとカットになった模様…、リュウタファンとしては、ここはカットしてほしくないシーンだった…。頼りになる二人の兄貴分を過去に置き去りにせざるを得なかった時間そのものの非情さ、仲間の真意を汲み取れなかった自分の未熟さ故に負った心の傷の痛み、ちょっと前まで「消えるの別に怖くないしぃ。」なんて軽口叩いてた小僧っ子が人と関わることで体得した消滅への恐怖、どういう風に表現するか、観たかった…。自分を押しつぶしてしまいそうなそれを振り払ってこそ、良ちゃんを助けに飛び出していくシーンがぐっと引き立つのに…。もう終わってしまったから電波に乗せるのはムリでしょう…まぁ、ミルクディッパーの壁の絵に免じて今回は見逃さないでもないけれど、本編DVDの最終巻には、当然「未使用映像集」として収録されるんですよね…? 絶対収録されるんですよね…?
■侑斗強いなぁ…。変身しなくてもこんなに強いんならわざわざ戦うために記憶を消費する必要もなかったような気もしないでもないけど…。「病院は!?」「大丈夫!全部やっつけたっ!!」ってさらっと言ってのけたデネブさんは更に桁外れに強い。変身~見得切りのシーンで、ひょいとかがんでゼロガッシャー・サーベルモードを避けるデネブさんは究極の和み系。更にベガフォームへのフォームチェンジでの連続したアクロバティックなアクションがとても美しかった。ダメ押しの「最後に言っておく! 侑斗をよろしくっ!」。見事。
■今回は広い野外でのバトルシーンがとても楽しかった。もうお祭り騒ぎで何でもありな感じでワクワクしちゃったです。クマちゃん&カメちゃん、まぁ、あっさり過ぎるほどあっさり帰ってきちゃって……取り残された2000年6月16日と2007年1月9日に送り込まれたザコどもは、きれいさっぱり片付けたと解釈。嬉しさのあまりじゃれ付くリュウタの手を軽くぽんぽん叩くカメちゃん&大きな瓦礫を持ち上げてそのまま武器にするクマちゃんにちょっと惚れそうになった…。たまたまいたらしいジークさん、新曲(リリース決定したそうですね)をバックに文字通り満を持してのご降臨! いやぁ…舞い散る羽がちゃんと機能しているのを初めて見た(視界の撹乱)。24話で消滅の危機に瀕したときに、どう見ても風切羽と思われる羽が足元にぱらぱら落ちているのを見て「……本来飛行可能なキャラなのかな?」って思ってたけど、どうもそうでもないらしいし、てれびくんのDVDでも羽毛を撒き散らかしながらいつの間にか降臨していたのを見て、ずっと単なるエフェクト(例:少女マンガにおける、人物の背後などに無意味に咲き零れる花)と思っておりました。あの優雅なお辞儀はきっと夏のトークショーの残り火だな…。本放送では24話以来約半年の時を経てのご降臨だけど、王子はやっぱり王子♪ モモもメリハリがあるパフォーマンスでとても楽しかった。ギミック無しで、暴れられるだけ暴れてやるぜ!なスタンスが見ていて非常に気持ちいい。モレクさんをヘッドロックしながら鼻に指突っ込んでるシーンは、このシリーズで一貫して感じられた「単にカッコイイだけじゃ終わらせないぞ」精神が感じられて、気持ちよく笑えたな。「あれ?こんなシルエットのイマジンいたっけ?」と目を凝らすとゲッコーさんを肩に担ぎ上げて走るデネブさんだったり、敵イマジンと楽しそうに追いかけっこしてるリュウタが背景を駆け抜けたり…。見所満載で何度リピートしても飽きないシーンになりました。
■前回2話がちょっと変則的なキャスティングだった(多分)ライダー体でのバトルは最終回では本家本元がちゃんとフォームチェンジをしながら演じていらっしゃった…ような気がする(プロポーションが…)。王道を貫いたなぁという感じ。キメ技「俺の必殺技ファイナルバージョン」、これもすごかった。一つの光球を味方全員で武器を使ってパスしていって最後にM電王がファイナルアタック! どう見ても「ゴレンジャー・ストーム」…楽しいからいいか♪ みんながいてこその戦い方だもんね。リュウタがガンでパスを受け取ってデス・イマジンに当てずにダイレクトにジークさんに飛ばしたときは「あっ!」っと思ったけれど、ジークさんは予想外に頑丈だった。素手で受け止めてパスを回した。尋常じゃないです。
■一旦イマジン全員消滅してからの落とし方は見事でしたね。デンライナー組は、打ちひしがれる良ちゃん&コハナちゃんの絵に前ボケでせりあがってくるモモの頭のてっぺん、王子の豪快なズレっぷり、畳み掛ける「頭が高い!!」カルテット…もーダメ。腹抱えて笑った。一方ゼロライナー組は…秋から始まった「しいたけ入れんなよ!」がこんな風に効いてくるとは思わなかった。素直にもらい泣き。
■病院のベッドの上の愛理さんは今まで見た中で一番美しいなぁと思った。大人の桜井さんは消えてしまったけれど、「きっと未来で…」。コハナちゃんが小さくなっちゃった理由もなんとなく頷けるし、ナオミちゃんもいい仕事をしまくったし、オーナーvs駅長のチャーハン対決もバトルの寓意になっていて「繋がった」って感じがした。でも、ちょっとやり方を間違っていたカイには何の救済も無かったのは…ちょっと哀れすぎたかな…。
■とりあえずは「素敵な時間をありがとう」そして「お疲れ様でした」。お別れだけどハッピーエンドで、「また会おうぜ!」っていうモモのセリフ、「いつか、未来で…」っていうの良ちゃんのセリフは微妙に含みを持っている……よね? そう遠くない未来。終わってないねぇ…終わってないって気がするから、しばらくとは言わず待ってみる。待つ意味があるように思えてならない。なぁに、待つのに退屈しないアイテムはたくさんある。どさどさ発刊される書籍類、まとめて届いたCDにDVD、まだまだ出そうな雰囲気のグッズ類…。しばらくは思い出にどっぷり浸っていられそうです。ああー……楽しかった……っ!!!