STUDIO HIGUCHI 校長の樋口敬勇です
東北支援活動の初日。
朝7時25分の飛行機で、いわて花巻空港へ向けて出発。
到着後、レンタカーを借りてまずは今回の大きな目的の一つ、
100名の想いを1つの作品にのせた 「フィットネス スマイル プロジェクト
」
で完成した作品を
陸前高田第一中学校の佐々木校長先生へお渡ししに行きました。
その途中にあったローソン。
昨年の4月6日にも立ち寄ったローソンですが、当時はお店の商品がほとんど無い状態でしたが、
通常通りの営業をしていてちょっとうれしくなりました
そして、第一中学校へ行く途中の道でも、1年前とは風景が変わっていました。
がれきはキレイによけて集められ、道路もだいぶキレイになっていました。
しかし、「復興」という言葉が使われるのはまだまだ先のような気がしました。
無事に、佐々木校長先生のもとへ102名の想いをのせた作品を届けることが出ました。
「2名」はプロジェクトの企画・制作に携わった 「Sachi&Aki コーポレーション」 の
幸子さんと明子さんの想いです。
そして、学校の壁にはいたるところに沢山の励ましや応援のメッセージが飾られていました。
第一中学校を後にして向かった先は、仮設住宅での運動。
やはり運動不足が懸念されていますので、このような機会はとても喜ばれるようです。
一緒に行った蔵之進はマッサージを担当。
時間の許す限り沢山の人々の身体を癒していました
何より集まってくださる方々がとても元気でニコニコ笑顔。
運動終了後の「ありがとう」という言葉に、こちらが 「ありがとう」 でした
とある仮設住宅には大きな音楽をかけながら、トラックの行商が来ました。
すると周りからたくさんの人たちが、プレゼントをされたという買い物カゴをもって集まって来るんです。
赤ちゃんを抱いて集まってきた若いお母さんが買い物中、子守りもさせてもらい
ここでも自分が癒されました
とっても男気のある行商屋さんと
そして、なんとこんな場所で嬉しい再会が
10年近く前に自分が行った、某函館のフィットネスクラブでのイベントレッスンに
参加してくださっていたという方がわざわざ来てくださって、超嬉しかった~
だけど、自分の顔の黒さにちょっとションボリ・・・
仮設での運動を終えて、今度は岩手から仙台の気仙沼へ移動し、
フェリー乗り場から車を乗せて離島の大島へ。
この離島の大島は、津波が来たときに島の中央が流され、2つに分かれたそうです。
こんな大きな船が内陸部まで来ているという。。。
津波のすさまじさがわかります。
まずは宿泊先へチェックイン。
すぐに夜ご飯を頂き、かなり満腹
そしてすぐに場所を移動し、今日最後の活動場所、大島開発総合センターでエアロビクスのレッスン。
蔵之進はここでもマッサージで大活躍。
自分は、ポールを持ってきた人に指導し、その後、藤野先生とのレッスン。
普段のレッスンとは違う、また大勢でやるイベントレッスンとも違う、
すごく暖かいレッスンでした。
改めて、自分たちフィットネスインストラクターがもっている
限られた時間と場所で多くの人たちを元気にするPOWERってすごいなぁ~と感じた時間でした。
その後は関係者の方と一緒に近くの居酒屋へ。
この居酒屋も最近オープンしたばかりという、とても暖かいお店でした。
そこでのお話もそうですが、今日ご縁を頂きお会いした現地の方々のお話がとっても印象的でした。
家も流され、ほとんど全員と言っていいほど、家族、親戚を含めると誰かしら近親者が
津波で流されてしまってるこちらの皆さん。
そんな皆さんがこうやって笑いながら1年3か月前を振り返り、お互いに励ましあって
毅然として冷静に話し合う姿にやはり胸が熱くなりました。
やはりあの時は、ただただ走って高い場所へ逃げるしかなかったと。。。。
2012年、被災地支援活動初日からとても内容の濃い1日となりました。
皆さんと毎年必ず会う約束をしてお別れしました。
つづく。。。