千葉ポーセラーツサロン-グリーンリーフの山下はるみです。
眼の治療のため大学病院に行く時のこと。
自宅からは遠いですが、
気に入っているパン屋さんがあり、
病院の帰りに、取り置きのパンを受け取るつもりで電話しました。
何回もコール音が続き、やっと電話口に出た人は
どうも新人らしい口調でした。
『ブッシュドノア』と『ノアレザン』を
取っておいてください、と言うと
『あのー、すみませんが、ブッシュドノアは失敗しちゃって
今日はないんです』と言います。
では、ノアレザンを、と言うと、『それも失敗で、
今日は置いてないんです。すみません。』と
言うではありませんか。
あら〜！そんなことがあるんですか！と
思わず笑ってしまいました。
個人の店ではなく、稲毛にも姉妹店がある
割合大きなパン屋さんです。
プロでも失敗することがあるんだ、という驚きと
ちょっとホッとする気持ち、
それと、売り切れました。と言わずに
失敗したのでそのパンはない、と言った正直さに
もうひとつ驚きました。
新人さんだからかどうかはわかりませんが、
失敗を隠さず、正直によく言ったなぁ……！と
思ったり、どういう失敗だったんだろう、
粉の配合なのか、お窯の温度なのか、と
いろいろ想像してしまいました。
病院ではこの日、右眼に注射しました。
この治療も手術の分野なので、同意書が必要です。
ドクターと看護師の間では
只今から○○さんの右眼の○○術を行います。と
コールがあり、○○を何cc○○します、と
先生と看護師の間でその都度声に出して確認されるんです。(大手術なみ）（笑）
手術が無事終わってホッとした時に、
このパン屋さんの話をしました。
私が、『先生のお立場では、失敗したなんて簡単に言えませんよね』と申しますと
『いや〜、いろいろな患者さんがいらっしゃってね、
テレビの口調で、(私.失敗しないので！）と
言ってくれ！という人もいらっしゃってね…』と
笑っておられました。(苦笑い？）
パン職人さんも、電話口の人も、患者さんも
先生も、(私も) なんだか人間臭くて
みんなみんな愛すべき仲間だ！と思いました。
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ポーセラーツサロン
グリーンリーフ
山下はるみ
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