ほっとけほっとけ
どうもTMGWです。です。
毎日30℃を余裕で超える猛暑の中、ガスの青い火とグツグツの油に囲まれた身体は限界近くまで来ている熱りを感じてもちっとも痩せません。。。
今日閉店間際に来てくれた高校生と少し音楽の話をした。
彼はベースで、リズムを取るのが前から苦手な子だ。
今回で何度目か、彼にリズムの取り方を教えたことがある。
毎回だいたい「はあ。。。」みたいな気の抜けた?返事。
今日も久しぶりにリズムの話になったので、少しは成長しているかと
丁度店内に流れていたTHE CLASHの単純なドラムのビートの裏は分かる?
と聞いてみた。
「そもそも裏って分かる?このリズムのスネアが聞こえるやろ?そこやで」
と言うと
「いや、ぼくスネアとかドラムの名前は知らないんで」
と言われた。
正直その言い方にかなりムッとしたのだが、
おれTMGWは大人なのだ。少々声を大きくしてしまったがw
ベースとドラムの関係の大事さ、裏を感じることの大切さを伝えた。
もうひとりの自分が言う。
ほっとけほっとけ。
目標や目的、野望や夢。
生まれた環境やハンデなどあれど、
病気や事故でない限り、
時間とチャンスは大体この日本では平等に与えられたものである。と思う。
おれは選ばれた人などほとんど居ない、そう思う。
誰にだってチャンスはあるし、この場合でいうと彼は
最高のミュージシャンになる可能性なんか、今のおれの数倍はある。
ほっとけほっとけ。
前におれの信頼する後輩と正にこのことを話したことがある。
彼は言った。
「誰にでもその可能性はありますよ。でもみんながみんなそれを続けられないから、
おれらが居るんじゃないですか?みんな続けられたらお客さんなんか居ないですよ」
確かに。納得した。
自分の気持ちの落としどころにその考えをはめ込んだ。
先週北海道へライブしに行った。
そこでは同世代の仲間たちが未だにバチバチ、ステージで勝負する。
激しい十代、二十代、三十代を経て
成熟しているのかボロボロなのか
どちらとも取れる最高の対バン
まるで自分のやってきたことをこれからもやって行こうなと確認し合う様な
まだまだステージに野望を持った1日だった。
諦めたら、あんな1日には出会えなかったと思う。
みんな諦めが悪い。というか、諦めることを忘れている。笑
ほっとけほっとけ。
話は戻るが、高校生はすでに諦めそうになっている。
そうじゃない、と今まで何度も言っている。
絶対出来ると。信じろと。
多分ウザがられている。
そしてこのままいけば一番恐れている言葉
「別にそこまで真剣にやりたくないんで」と言われそうな雰囲気だ。
今まで何人も出会った夢を語る若者。
現実を知り、うまくいかず、
おれの元から去って行った。
きっとヤイヤイ言われるのが嫌やったんやろな。
ごめんな。
でもおれには言い続けるしか伝え方が分からんねん。
きっとこの店が居心地悪くなったんやろう。。
おれはやりたいことあるなら絶対諦めるなとしか言えない。
言い方ソフトだったら今でも来てくれてたのかな。
そのことを触れずに、ほっといて、それを正当化して共感してさ。
おれには出来ない。
ほっとけないよ。
持っているその楽器は、かっこよく言えば栄光への切符やんか。
やる前から諦めんな。そこはゴールじゃない。スタートラインでさえないよ。
どうせおれなんか、とか言うな。
出来なかったときにおれは責任なんか取れないよ。
だからと言って黙って見過ごす、おれはそんな人生歩んでないんだよ。
絶対出来る。
君が本当に「やりたい」と思えば、絶対に出来る。
ほっとけません。
CROW DRAGON TEA6月11日神戸ブルーポートについて
こいつしかいません。



