気配の音
真っ暗な森が 雨音で満ちている
ぱらぱぱらぱらぱらぱらぱらぱら
心地よい響きに 身を任せる
壊れた蛍光灯のような遠雷の光が
木々を浮かび上がらせる
デッキチェアに深々と腰掛け ゆっくりと息を吸い込む
吸い込んだ風に
昨日までの むせ返るような命の息吹は亡く
ひんやりと わずかに乾いた感触に
忍び寄る気配
静にに目を閉じる
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夜になって降り出した雨。
すぐ止むかと思いきや、もうかれこれ1時間も降って います。
今夜は灯りにもほとんど虫が集まってきません。
夏の盛りに、明らかに空気が変わったと感じる日があります。
涼しい日というのは夏のあいだにも何度かありますが、冷やかな空気にわずかな乾燥を感じるような日があります。
この日以降、暑さがぶり返した日がきても、暑さにどことなく腰が座ってなくて、浮き足立っているように感じるのです。
駆け抜ける夏とでもいいましょうか。
今年は今日がその日かもしれません。
寒くなって、今夜はフリースを羽織りました。