新雪のあとで
春の陽光に 輝く新雪
それは純白というよりむしろ
まばゆく光る白金のようだ
去りゆく季節に別れを告げるように
一歩一歩、ゆっくり登る
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一昨日、うちのあたりは雨でしたが、山は雪だったようです。
幸運にも、新雪にトレースを刻むことができました。
新雪に真っ先に足跡を刻む。この冬何度目だろう。
思いがけない山のプレゼントでした。
真冬の乾燥粉雪とはちがう、クリスピーな感触は春山ならではです。
今日からは登山客が大挙して訪れるでしょうから、私が新雪を踏めるのは今シーズン最後でしょう。
降雪量は10センチ程度でしょうか、氷化した残雪の上に新雪が乗った状態で、キックステップの効きが悪かったので、アイゼンを装着しました。
春山の氷雪技術は、厳冬期のそれとは違うものが要求されます。
日照や時刻によって大きく変わる雪質。安定しないフリクション。
身のこなしやアイゼン・ピッケルワークは、場合によっては厳冬期より繊細さを要求されます。
加えて、天候。真冬から初夏まで一夜にして変わることもめずらしくありません。
雨に降られた後、寒気の流入で冷え込むのは春山の定番の天気変化。濡れた装備で寒気をやり過ごすのはそれなりの技術と経験が必要です。
