音
最近、音に敏感になった。
いや、正確に言うと、音に対する認識が変わったとでも言おうか。
あんなに好きだった音楽も、あまり聴かない。
いつもつけっぱなしだったラジオも、必要な時以外はつけなくなってしまった。
東京にいたころは、家に上がると真っ先にテレビのスイッチをON。就寝時もゆったりとした音楽を聴きながら眠りにつくみたいなことしてた。
その私が、そういった音たちを「うざったく」感じるようになった。
もっといえば、そういう音があると落ち着かない。
いま、テラスでこの記事を書いています。
静かです。
耳がち~んって鳴ってます。
でも、よく注意していると、まったくの無音ではない。
例えば今夜だったら、先日来の雨でやや増水した沢の音が聞こえています。
光に集まる虫たちの羽音も聞こえます。そして時々、森の中でガサガサいったりパキッと何かが弾けるような音もします。
風のある日は葉のざわめきが、雨の日はパラパラと柔らかい雨音が、森を包んでいます。
目を閉じると、木漏れ日の揺れる音さえ聞こえてきます。
ここにいるものたちの、魂のシンフォニー
森は
密やかな、命の息吹を感じる音に満たされています。