まだ6月ですが夏日が続いています
今日の話題は感謝について。
ありがとう、という響きはとても波動の高い言葉だとされています。
コトダマという意味では、たしかにこの言葉を繰り返し唱えることで、潜在意識に作用し、脳が感謝を感じる出来事に気づきやすくなる
ということはあると思います。
目の前の瞬間瞬間に現れるすべての事象は、有難い(=めったにないこと)の連続で、本当はまばたきをしたあとに目を開けて見えてくる一瞬の世界は、それ以前の世界と同じ世界だと保証できるものはなにもないのです。
過去の出来事の記憶やそれを基にして築かれた人間関係、さらにはそれを基盤にして捉える自分らしさという認識、
ひいては自分自身のものだと思って疑わないこの肉体さえも、ほんとうは一瞬一瞬、そうあると思い込んでいる世界を選択しているにすぎないのかもしれません。
そしてもしも私たちの日常がそれほどまでに不確かなものだとすれば、やはり今、目の前にある景色は奇跡の連続でしかないはずで、
人生で一度でもそのように感じられたとき、
初めて今ここに生きていることが、涙が出るほど
ありがたいなあ
と感じられる
禅や覚醒体験のマスターの説く感謝はきっと、このような心境であると思います。
わたしたちにとって、このような感謝を感じることができるとすれば、九死に一生を得るとか、世界の果てまで旅をするとか、ある種の「極まりのポイント」を体験した先に得られるものなのだと思います。
その意味では、肉体を極限まで追い込んで苦行を経験したい、という欲求のある方が居たとして、その衝動の理由はとてもよく理解できます。
苦行の末に、今ここにあることの感謝と奇跡を感じることができるとしたら、きっとその人は人生のマスターになることができるでしょう。
しかしこの方法は、特別に設定された、どこか非日常空間を想定する必要があります。
また、激しい修行に向き合うために必要とされる強い衝動を伴うため、その動機はどこか今ある自分を全て投げ打つ態度が求められます。
この衝動は簡単に自己否定と結びついてしまうため、
修行に向き合う者は周囲に対して愛を注ぐどころか、どこか孤独な印象を与えてしまうのです。
随分と長いあいだ、わたしもこのような修行と、それを通して得られる心境を経験してきました。
いま、わたしが感謝を感じるポイントはもうすこし簡単で、
人との結びつきを感じることができること。
です。
日常の些細なコミュニケーションであれ、
モノやスキルの交換というビジネスを通して得られる経験であれ、
自分のできる適度な範囲のことを行い、
また自分に出来ないことを適度に助けてもらった時、
わたしはその人と繋がっているなあ、という感覚を持つことができます。
ヒーリングやカウンセリングの仕事においては、
クライアントさんのお悩みに対してお互いに共感しあえる時が、それです。
ひょっとしたらお悩みが解決したときよりも、
お悩みを共有することができた瞬間の方に、やりがいを感じているのかもしれません。
それは、相手を通して自分を許すことにつながっているため、それがどんなお悩みであったとしても、今のわたしにとっては、孤独な修養を通して得られる気づきよりも遥かに幸福感が高いのです。
この感覚を多くの人たちと共有して拡大していくことが、これまでとはまったく違ったかたちで覚醒体験がやってくるのだと、最近素直にそう思えてきたのです。
クライアントさんから頂いたズッキーニ
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