一億の海鳥 「そこ、好きですか?」 私はその鳥がここをかなり気に入っていると見た。 この土地の神々が住んでいそうな山に囲まれた小さな漁港。 程よい風と、魚が良く見える水面。 「そこ、絶対好きだよね?」 港にうねる小さな波の音が心地よかった。